ポール・ヴァレリー(Paul Valery)
職業:著作家、詩人、小説家、評論家 誕生:1871年10月30日 死没:1945年7月20日 出身:フランス
多岐にわたる旺盛な著作活動によってフランス第三共和政を代表する知性と称される。
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ポール・ヴァレリーの名言格言
話好きが暖炉に背を向けるように、人は死と背中合わせになっている
人間の姿態を対象とする芸術家にとって、裸体は、作家や詩人たちの場合における恋愛のようなものである
己の夢を書こうと欲する者は、極度に醒めていなければならない
笑いとは顔の非常に下品な痙攣(けいれん)である
作品には二種類あります。一つは読者をつくりだす作品、もう一つは読者によってつくりだされる作品です
世界は平均的なものによって成り立っているが、その価値は極端なものによってしか生み出されない
その歴史のある時期に世界征服を企てた国民の他、偉大な国民はない。理由は簡単だ。この欲望とこの努力は卓越した生命力を指し示す。ユダヤ人。ギリシア人
人が愛したことのない、けっして愛そうもない人々に対しては真の憎しみはあり得ない。憎まれるに値しないような人に対しては極端な愛はけっして生まれない
自殺の許可は、完全に幸福な人にのみ与えられる
偉人とは小人を十倍したものではない
人間は自分自身と折り合える程度にしか他人とも折り合えない
己れ自身にとって人間の中で最も困難な人間になることを試みなければならない。そして、そこにこそ誇りがあるのだ
流行は常に、人目につきたくない人が人目につきたい人を模倣することにあるから、その結果、流行は自動的に変化する
湖に浮かべたボートをこぐように 人は後ろ向きに未来へ入っていく 目に映るのは過去の風景ばかり 明日の景色は誰も知らない
他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ。敵の神をこそ撃つべきだ。でも、撃つには先ず、敵の神を発見しなければならぬ。ひとは、自分の真の神をよく隠す
夢をかなえる最良の方法は、目覚めることである
思考は極端なるものによってのみ進み、中庸なるものによってのみ存続する
最大の偉人たちとは自己の判断を断固として信じた人であった。しかし最大の愚か者たちも同じである
自分の現実的な必要や、実証できる能力に従って、自己の精神を作り直さなかった人々の意見はまったく取るに足りない。しかしもしある人がこのような再建を企てたとすれば、その人は多少とも危険を冒して、平均から遠ざかる
世の中には創造する天才があるように、探す天才もあり、書く天才があるように、読む天才もある
文学の目的は、人生の目的と同じく不変である
竜虎は常に、人目につきたくない人が目につきたい人を模倣する事にあるから、その結果、流行は自動的に変化する。だが、商人がこの流行の振り子を操作する
思考は極端なるものによってのみ進むが、中庸なるものによってのみ存続する
私にとって困難な事は、私にとって幸運な事である
あらゆる芸術は言葉を持っている
人間の本性は善である。人間は忘れっぽく、怠け者で、軽薄で、浅はかであるのだから
風立ちぬ、いざ生きめやも
魂を肉体から分離させるものは、生であって死ではない
青年は完全なるものは愛さない。なぜなら、彼らの為すべき余地があまりにもわずかしか残っていないので、彼を怒らせるか退屈させるからである
香水をつけない女に未来はない
天分のない才能は取るに足りない。才能のない天分は何ものでもない
行動するためにはいかに多くのことに無知でなけねばならぬことか!
人生は謙譲という永い教訓である
いかなる美も要約することはできない
打ち砕け、浪よ。欣び踊る水で打ち砕け
政治とは、国民に関わる事柄に、国民を関与させないことである
善をなす場合には、いつも詫びながらしなければいけない。善ほど他人を傷つけるものはないのだから
理想とは、不満の意を表現する方法のことである
大きなことをしようとする人は、細部を深く考えなければならない
欠陥が私の出発の基礎だ。無能が私の根源だ
栄光とは、私に可能であることが、それが不可能である人々に与えた感銘である
恋愛とは二人で愚かになることだ
狼は草に依存する子羊に依存している。草は狼によって守られている。肉食動物は草木を保護するが、草木は間接的に肉食動物を養っている
恋愛の真の価値は、人に一般的な生活力を増大させる所にある
個人の価値はその人の手本の価値に比例する
最も偉大なる人とは、彼自身の判断に信頼することをあえて行う人間である。もっとも、愚かな人もまた、それと同様だが
新しいものの中で最も善きところは、人間の最も古い要請に応える点だ
神は男をつくられた。そして彼が十分孤独ではないと思われたので、伴侶を与えられた
書物は人間と同じ敵を持つ