小日向文世(こひなた ふみよ)
日本の俳優。俳優として数多くのドラマ・映画に出演している。
小日向文世の名言格言
人に手を差し伸べてもらうことも大事ではあるのですが、自分が納得できるまで粘るしかない。結局、自分の中にしか答えはない。この名言いいね! 0
たとえセリフがしゃべれなくても、ボーっと立っているだけで、雰囲気のあるおじいちゃんをやりたいな。この名言いいね! 0
売れるきっかけはわからない。何度話しても、俺たちも結論が出せないままでいるんだよ。この名言いいね! 0
売れない時代はチョイ役ばかりでしたけどね、テレビカメラが僕を映してくれるのが、うれしくてたまらなかったなあ。この名言いいね! 0
人の記憶に残る役者として演じ続けたい。主役でも脇役でも、たとえワンポイントの役でも、忘れられない印象を残し精いっぱいやりたい。この名言いいね! 0
10年後? 70歳ですからね。いろんなおじいちゃん役をやりたい。「また出てる!」って言われるおじいちゃんね(笑)。この名言いいね! 0
結局は、自分が自分を納得させなくてはいけない。僕も、役がつかみきれないとき、仲間や演出家がいくら手を差し伸べてくれても、自分が納得できないと演じられません。この名言いいね! 0
42歳で貯金はゼロでしたが、それでも役者以外の仕事はいっさいやりませんでした。それも映像だけで、舞台の仕事は断わっていた。受けると、それだけでスケジュールが埋まってしまいますから。スケジュールを空けて映像の仕事を待っているのに、来ないわけですよ(笑)。女房も専業主婦に専念していましたから、お金は事務所に前借りしていました。女房が「働け」と言うこともありませんでしたね。この名言いいね! 0
劇団にいた頃はゆったりと構えていたのに、最近は神経質になっていて。「セリフを忘れたら……」「舞台に立ち尽くしたらどうしよう」という恐怖があるんですよ。いまのうちにたくさんナーバスになっておいて、本番は楽しみたいと思っています。この名言いいね! 0
27歳のときですか、劇団の看板女優・吉田日出子さんの相手役に抜擢されたんです。そのときは、相当鍛えられましたよ。ダメ出し、ダメ出しの連続で。みんなの前で、どれだけ彼女に叱責されたか! もう悔しくて悔しくて、泣きましたよ。でも、そのときの悔しさが、役者としてのいまの僕の土台になっていると思うんです。この名言いいね! 0
写真学校卒業間近、原宿の喫茶店でバイトしながら、「就職、どうしようかな……」と考えていました。そのころ、友達のバンドがヤマハからデビューしていたんです。それを見てたら僕のなかで、「小日向文世という人間がこの世に存在するということを、知ってもらいたい!」という思いがメキメキ強くなっていきました。高校時代から劣等生というか、スポーツも勉強もできず、「小日向」なのに「日陰」みたいな時代を送ってきたから、どっかにスポットライトを浴びてみたいという思いがあったんじゃないでしょうか。ただ、僕はギターができなかった。それで「じゃあ、俳優だ!」と思いつく(笑)。短絡的だけど、それが青春でしょ?(笑)まだまだ人生は長いと思っていたし、とにかくやりたいことをやってみようと。この名言いいね! 0
劇団を解散したときに貯金はゼロでした。焦りは不思議となかったですね。最初は仕事がすぐ来ると思ってたんですよ。しかし来ない。考えてみれば映像の世界では無名ですから。でも、ある程度知られていけば仕事は来るだろうなと。とにかく仕事を一つ一つこなしていけば、きっと回り始めるだろうなと勝手に思ってましたね。やっぱり自分が23歳から42歳まで19年間、劇団で、役者というものの土台をしっかり作ってもらって。それはそれなりに自信があったというか、これでやっていけるというものが培われたと思ってましたから。だから、きっと仕事が来れば、やる自信はあると。この名言いいね! 0
最近、つくづく僕は感じるんだけど、好きな芝居を続けられて仕事が増えて、世間の人に知ってもらえたことは、ラッキーだなあと思いますね。よく撮影現場で小劇場の出身の俳優達と話すけど、みんな「いま第一線でやれてるのはたまたま運が良かったからだよなあ」って感じてるもん。だって、ほかにも一生懸命やってるけど、バイトをしながらの役者は一杯いますからね。俺達は誰かに声をかけられたり、出演作が注目されたりして、それ以降うまく転がり始めた。その何かのきっかけがなければ、いまでもバイトをしながら芝居をやっていたかもしれないと思ってますよ。この名言いいね! 0
演技プランは、リハーサルの段階から、自分がイメージしたセリフや動きを提案しますね。そこで、監督や相手役の演者はどう見せたいのか、意見を擦りあわせながら作り上げます。この名言いいね! 0
現場に行ったときにセリフが頭に入っている状態にするのは、僕の最低限の仕事だと思っています。それだけは、どんなことがあってもサボりません。この名言いいね! 0
ドラマ『HERO』で人のいい事務官を演じて人気が出たので、しばらくは好人物の役が続きました。でも、そうなると今度は意外性が求められるのか、真逆の怖い人の役も回ってくる。主人公にひどい仕打ちをする人や、ヤクザとか。両極端の人間を幅広くやらせてもらえるのは、役者冥利に尽きますね。この名言いいね! 0
僕は趣味がないんです。仕事がなければ家にいて、次の仕事の台本を読んでいます。常に台本があることで精神的に安定するんですよ。毎日、家に帰るとセリフを頭に入れる作業が、何年も続いていますね。この名言いいね! 0
演ずるって、紙一重で恥ずかしいんですよ。人前で、突然、狂喜乱舞するとか。でも、それを、一線を越えて、エイッとやっちゃう時に、やっぱり視聴者、あるいは芝居を見に来たお客さんに、なるほどと思わせるそのエネルギーを、やっぱり躊躇せずに、出していかなきゃいけない。この名言いいね! 0
食えない時期はありましたねえ、5年間ほどね。42歳の時に19年間所属していた劇団が解散したんです。舞台役者で生活はできていたけど、貯えられる金額じゃなかったからね。42歳で貯金ゼロ。女房と子供が1人いて、どうやって食わせていこうかって状況でした。それで、ほとんどやってこなかったテレビや映画など映像の世界に飛び込んだんです。でも、すぐに仕事がポンポン来るわけない。なにひとつ仕事がない月も珍しくなかったなあ。ただ、僕は19年間、劇団で芝居を続けてきて、役者の基礎は築いてもらっていたので、映像の仕事に対しても期待に沿う自信はありました。それに応え続ければ、仕事が増えて、少しずつ回るはずだと思ってました。絶対になんとかできるみたいな自信は持っていましたね。この名言いいね! 0
映画の場合は「もうワンテイク」とやり直すことができるけど、舞台は役者がなんとかするしかない。そのシビアな緊張感が面白い。この名言いいね! 0
舞台だと、早ければ一年くらい前から台本をもらって、セリフを覚えることもあります。同時にいくつもの作品のセリフを覚える状態が続いて大変ではありますが、そうしないと安心して現場に行けませんから。この名言いいね! 0
僕は人よりも緊張しいなんですよね。ミスしたくないという思いがすごく強くて、できるだけ完璧なものを目指す。「いいじゃん、生だからそこでのアクシデントもお客さんには新鮮かもしれない」というふうにはなかなか思えない。吐き気がするほどセリフを繰り返し自分の中に入れ込む。どんなことがあっても、セリフが、例えばテレビ見てるとか別のことしていても、ダーッとセリフが出るように、というくらいにしないといけないと思ってましたね。この名言いいね! 0
劇団時代は、日々、サバイバルのような貧乏生活でしたからね。お金がないことに恐怖は感じませんでした。暇なときは家族4人で公園に行ったりして、充実していましたよ。事務所に前借りしたお金は、「これから仕事が来るから、仕事をしながら返せばいい」と思っていました。女房もそう思ってくれていたんでしょう。この名言いいね! 0
僕はもし現場で疑問がでてきたら、自分が納得するまで確認します。演出プランも監督や共演者の考えがあるから、まず「なぜそうしたいのか」の理由を聞いてみます。僕はその演出に対してこう思うとか、こうしたいと話し合いますね。納得すれば、その案に従います。とにかく自分の中に疑問を抱いたままで仕事はやりません。何か違うんじゃないかなと思っていると、演技にも迷いが出ちゃうから。この名言いいね! 0
僕は基本的に出歩くのが好きじゃないので、毎日を家で楽しく過ごしています。何も枷(かせ)をつくらずにいるんです。たとえば、食事はお腹が空いたなと思えば食べる。普段仕事に追われているからこそ、休みのそんな時間が新鮮に感じられる。この名言いいね! 0
世の中に「あ、この人」と思われたのが「HERO」で47歳ですから、そういう意味では遅咲きなんでしょうね。でも、僕はずっと芝居に携わってきた。食えるか食えないかは別ですよ。この名言いいね! 0
健康でいたい。健康を維持しながら、こないだ亡くなった平幹二朗さんのように、ぎりぎりまで現役を続けたい。死ぬ時はぽっとね。それが最高の夢ですよね。この名言いいね! 0