村上春樹(むらかみはるき)
日本の小説家・翻訳家。1987年発表の『ノルウェイの森』は2009年時点で上下巻1000万部を売るベストセラーとなり、これをきっかけに村上春樹ブームが起きる。その他の主な作品に『羊をめぐる冒険』、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』、『ねじまき鳥クロニクル』、『海辺のカフカ』、『1Q84』などがある。日本国外でも人気が高く、柴田元幸は村上を現代アメリカでも大きな影響力をもつ作家の一人と評している。2006年、フランツ・カフカ賞をアジア圏で初めて受賞した。
村上春樹の名言格言
金持ちなんて・みんな・糞くらえさこの名言いいね! 2
少しずつ向上する。少しずつだけれど、それでも向上は向上だこの名言いいね! 3
非常に簡単な言葉で、非常に複雑な物語を語りたいこの名言いいね! 4
他人と同じものを読んでいれば他人と同じ考え方しかできなくなるこの名言いいね! 1
あの子を助けたいと思うんじゃなくて、あの子を回復させることによって自分も回復したいと望むのよこの名言いいね! 6
斧を放り込んだら妖精が出てきそうだなこの名言いいね! 1
僕たちはいつも、たがいにすれちがっています。相互に理解しあうことはできますが、一般的に言って、距離は残る。交差し別れながら、前進を続け、出会いの素晴らしい記憶とともに生きつづけるんですこの名言いいね! 6
本当の自分というものがなくては、人はそもそも生きていくことはできないんだよ。それは地面と同じなんだ。地面がなかったら、そこに何かを作るということはできないんだよこの名言いいね! 2
これはどんな分野でもそうだと思いますけど、これはすごい、と自分が本当に100%認められる実例がちゃんと存在していると思えることは素晴らしいことですよ。それはちょうどギャツビーにとっての沖合の緑色の灯火のようなものですね。僕にとっては、それが新訳を手掛けたこれらの小説なんですこの名言いいね! 0
孤独が好きな人間なんていないさ。無理に友だちを作らないだけだよ。そんなことしたってがっかりするだけだものこの名言いいね! 2
懲りるのは良いことだ。人は懲りると用心深くなる。用心深くなると怪我をしなくなる。良い樵というのは体にひとつだけ傷を持っているもんさ。それ以上でもなく、それ以下でもない。ひとつだけさこの名言いいね! 0
だから正確に言えば、私はここでの仕事を楽しんでいるというわけではないのです。私はただ、この仕事を全体的に受け入れようとしているだけですこの名言いいね! 1
遠くから見れば、大抵のものは綺麗に見えるこの名言いいね! 2
僕は性別からいえば間違いなく女だけど、乳房もほとんど大きくならないし、生理だって一度もない。でもおちんちんもないし、睾丸もないし、髭も生えない。さっぱりしているといえば、とてもさっぱりしている。それがどういう感じのものか、たぶん君には理解できないだろうけどこの名言いいね! 1
一般論をいくら並べても人はどこにも行けない。俺は今とても個人的な話をしてるんだこの名言いいね! 1
どんな髭剃りにもその哲学があるこの名言いいね! 0
青豆をみつけよう、と天吾はあらためて心を定めた。何があろうと、そこがどのような世界であろうと、彼女がたとえ誰であろうとこの名言いいね! 0
だんだん腐って溶けて最後には緑色のとろっとした液体だけになってね、地底に吸いこまれていくこの名言いいね! 0
何かを持ってるやつはいつか失くすんじゃないかとビクついてるし、何も持ってないやつは永遠に何ももてないんじゃないかと心配してる。みんな同じさこの名言いいね! 1
退屈さの中に、固有の意味を見いだしていくことになります。意味というのは、一種の痛み止めなのですこの名言いいね! 0
たぶんいろんな感情をもっともっと外に出した方がいいんだと思うね、君も僕も。だからもし誰かにそういう感情をぶっつけたいんなら、僕にぶっつければいい。そうすればもっとお互いを理解できるこの名言いいね! 0
僕はもうかれこれ30年も小説を書いてきたことになりますけど、ホントにまだ発展途上だと思っています。だから、他人のことをとやかく言えるような余裕はまったくないんです。目の前にある、いま、自分が書いている小説のことだけで精一杯ですからこの名言いいね! 1
本当に本を大事にする人は、携帯電話で読める時代になったとしても、ちゃんと書物を買って読み続けていると思う。世間の大多数の人々は、そのときの一番便利なメディアに流れていくかもしれないけれど、どんな時代にもそうじゃない人が確実にいますこの名言いいね! 1
しかし歩かない。僕はなにも歩くためにこのレースに参加したんじゃない。走るために参加したのだ。そのために――そのためだけに飛行機に乗ってわざわざ日本の北端にまでやってきたのだ。どんなに走るスピードが落ちたとしても、歩くわけには行かない。それがルールだこの名言いいね! 1
現在、小説はむずかしい時期を迎えているとよく言われます。人は小説を読まなくなったということが世間の通説になっています。しかし僕はそのようには思いません。我々にできることは、我々しかできないことは、まだまわりにたくさんあるはずです。僕はそう信じていますこの名言いいね! 0
僕は違う自分になることによって、それまでの自分が抱えていた何かから解放されたいと思っていたんだ。僕は本当に、真剣に、それを求めていたし、努力さえすればそれはいつか可能になるはずだと信じていた。でも結局のところ、僕はどこにもたどりつけなかったんだと思う。僕はどこまでいっても僕でしかなかったこの名言いいね! 2
学校で僕らが学ぶもっとも重要なことは、「もっとも重要なことは学校では学べない」という真理であるこの名言いいね! 0
宗教とは真実よりもむしろ美しい仮説を提供するものこの名言いいね! 0
「ほうほう」とはやし役のリトル・ピープルが言った。「ほうほう」と残りの大人が声を合わせた。「天吾くん」と青豆は言った。そして引き金にあてた指に力を入れたこの名言いいね! 0
その砂嵐が終わったとき、どうやってそいつをくぐり抜けて生きのびることができたのか、君にはよく理解できないはずだ。いやほんとうにそいつが去ってしまったのかどうかも確かじゃないはずだ。でもひとつだけはっきりしていることがある。その嵐から出てきた君は、そこに足を踏みいれたときの君じゃないっていうことだ。そう、それが砂嵐というものの意味なんだこの名言いいね! 2
誰もが恋をすることによって、自分自身の欠けた一部を探しているものだからさ。だから恋をしている相手について考えると、多少の差こそあれ、いつも哀しい気持ちになるこの名言いいね! 1
どれだけ進行を遅らせたところで、老いは必ずその取りぶんを取っていくこの名言いいね! 0
流れというものが出てくるのを待つのは辛いもんだ。しかし待たねばならんときには、待たねばならんこの名言いいね! 1
書くという仕事は毎日、10円玉を貯金箱に積み立てていくようなことこの名言いいね! 0
あなたさえ私のことを覚えていてくれれば、ほかのすべての人に忘れられたってかまわないこの名言いいね! 2
人々は闇の中から出てくる何かを見つけることで闇の中から救われることができるこの名言いいね! 1
ある場合には運命っていうのは、絶えまなく進行方向を変える局地的な砂嵐に似ている。君はそれを避けようと足どりを変える。そうすると、嵐も君にあわせるように足どりを変える。何度でも何度でも、まるで夜明け前に死神と踊る不吉なダンスみたいに、それが繰りかえされる。なぜかといえば、その嵐はどこか遠くからやってきた無関係な“なにか”じゃないからだ。そいつはつまり、君自身のことなんだ。君の中にあるなにかなんだこの名言いいね! 0
完璧な文章などといったものは存在しない。 完璧な絶望が存在しないようにねこの名言いいね! 3
孤独好きな性格を守るのに、誰にも迷惑をかけてないはずだという論理は逃げである。孤独は闘い取るものだ。闘い取られていない孤独は、いつか人の心を蝕むこの名言いいね! 1
「物語」は残るこの名言いいね! 1
罪を犯す人と犯さない人とを隔てる壁は我々が考えているより薄いこの名言いいね! 0
ぼくにはあなたの勇気と正義が必要なんです。あなたがぼくのうしろにいて、『かえるくん、がんばれ。大丈夫だ。君は勝てる。君は正しい』と声をかけてくれることが必要なのですこの名言いいね! 0
欠点の多い人間は同じような欠点の多い人間に対して同情的になりがちなものなのだこの名言いいね! 0
死は生の対極としてではなく、その一部として存在しているこの名言いいね! 1
インターネットで「意見」があふれ返っている時代だからこそ、「物語」は余計に力を持たなくてはならないこの名言いいね! 1
俺は俺の弱さが好きなんだよ。苦しさや辛さも好きだ。夏の光や風の匂いや蝉の声や、そんなものが好きなんだこの名言いいね! 0
僕らは収支決算表を睨んで生きているわけじゃない。もし君が僕を今必要としているなら僕を使えばいいんだ。そうだろ?この名言いいね! 0
日本の文壇システムからは、ほとんど黙殺されたような状態になっていました。多くの読者は僕の小説を熱心に受け入れて、本を出せばそれを買ってくれました。でも文芸世界では僕はほとんど評価されなかったし、好かれもしなかった。攻撃を受けることも頻繁にありましたこの名言いいね! 0
青豆はその温もりをここまで伝えに来てくれたのだ。天吾はそう思った。それが彼女が二十年前に、あの教室で手渡してくれたパーケージの意味だったこの名言いいね! 0
翻訳をしていて一番難しいのは、英語のリズムをアレンジして日本語のリズムに変えなければいけないところです。リズムがないと人は文章を読めませんから。一番ダメな翻訳は、読んでいるうちにわからなくなってしまって、何回も前に戻って読み直さなければならないものでしょう。そういう意味でもやっぱり文章の命はリズムですから、話をとんとんと進めていった方がいいんじゃないのかなこの名言いいね! 0