松尾芭蕉の名言格言17選

松尾芭蕉(まつおばしょう)

江戸時代前期の俳諧師。俳諧(連句)の芸術的完成者であり蕉風と呼ばれる芸術性の極めて高い句風を確立し、後世では俳聖として世界的にも知られる、日本史上最高の俳諧師の一人である。芭蕉自身は発句(俳句)より俳諧(連句)を好んだ。
芭蕉が弟子の河合曾良を伴い、元禄2年3月27日(1689年5月16日)に江戸を立ち東北、北陸を巡り岐阜の大垣まで旅した紀行文『おくのほそ道』が特に有名。

松尾芭蕉の名言格言

風雅の流行は、天地とともにうつりて、只つきぬを尊ぶべき也

旅に病んで夢は枯野をかけ廻る

月日は百代の過客にして 行きかう年も また旅人なり

不易流行

夕を思い旦を思うべし

好みて酒を飲むべからず、饗応に(きょうおう)より固辞しがたくとも微醺(びくん)にして止(や)むべし、乱に及ばずの禁あり

他の短を挙げて、己が長を顕(あらわ)すことなかれ。人を譏(そし)りておのれに誇るは甚(はなは)だいやし

憂き我を 淋しがらせよ 閑古鳥

倭歌(やまとうた)の風流、代々にあらたまり、俳諧年々に変じ、月々に新也

春に百花あり秋に月あり。夏に涼風あり。冬に雪あり。すなわちこれ人間の好時節。

物言へば 唇寒し 秋の風

松のことは松に習え、竹のことは竹に習え

耳をもて俳諧を聞くべからず、目をもて俳諧を見るべし

古人の跡を求めず、古人の求めたる所を求むべし

問(とい)に答へざるはよろしからず

おろかなる者は思ふ事おほし

山は静かにして性をうあしなひ、水はうごいて性を癒す