ふっても てっても 日日是好日泣いてもわらっても きょうが一番いい日わたしの一生の中の 大事な一日だから
因も変り縁も変るなにもかもみんな変ってゆくんだね人間関係も変ってゆく世の中無常だから
アノネ どんな車よりものね構造が複雑で 運転がむずかしい車はねじぶんという名のこの車なんだなそして 一生の運転手は じぶん
自分が自分に ならないで だれが 自分になる
かねが人生のすべてではないが有れば便利 無いと不便です 便利のほうがいいなあ
何をやっても思うようにならない時 上にのびられない時に 根は育つんだから
いまから ここから あしたはあてに ならぬから
アノネ、がんばんなくてもいいからさ、具体的に動くことだね
けれどけれどで何もしない ひとつひとつかたづけていくんだよ
いいことはおかげさまわるいことは身から出たさび
所詮にんげんのやること おれのやること
「自分の花」 名もない草も実をつける 命いっぱいに自分の花を咲かせて
おさいせん 百円玉一つ ぽんと投げて 手を合わす おねがいことの多いこと
澄んだ眼の底にある 深い憂いのわかる人間になろう 重い悲しみの見える眼を持とう
雨の日には雨の中を 風の日には風の中を
しあわせはいつも じぶんのこころがきめる
アノネ親は子供をみているつもりだけれど子供はその親をみているんだな親よりも きれいなよごれない 眼でね
これでいいということはないが これが今の私の精一杯の姿です
他人のものさし 自分のものさし それぞれ寸法がちがうんだな
暖かい春の陽ざしを ポカポカと背中に受けて 平らな道をのんびりと歩いてゆく── そんな調子のいい時ばかりはないんだな
小さい時から(子供に)負ける練習をさせておけば、成人してから負けに強い人間になれます。失敗してもヘコたれないたくましい人間になれるはずです
うそはいわない 人にこびない 人のかげぐちはいわぬ わたしにできぬことばかり
どんなぐちでも気持ちよく聞いてくれる人 その人はあなたにとって大事な観音さまだ
無理をしないで なまけない 私は弱い人間だから
そのうち そのうち べんかいしながら日がくれる
一生燃焼 一生感動 一生不悟
めしを喰って静かに息をついていたら いつの間にか日が暮れて 気がついた時は墓場の中
枯れたすすきがまだ美しいのは いのちいっぱい一生けんめいに生きてきたからだ
歩くから道になる 歩かなければ草が
毎日毎日の足跡が おのずから人生の答えを出す きれいな足跡には きれいな水がたまる
土の中の水道管 高いビルの下の下水 大事なものは表に出ない
だれうらむことはない身から出たさびだなあ
外灯というのは人のためにつけるんだよなわたしはどれだけ外灯をつけられるだろうか
よくまわっているほどコマはしずかなんだな
どうかもうなんにも言わないでくださいどうか黙っていてくださいわたしのことをこころから考えてくれるならば
あなたにめぐり逢えて本当によかった一人でもいい心からそう言ってくれる人があれば
うつくしいものを美しいと思えるあなたの心が美しい
人里はなれた 谷間の白百合の花は 誰にも見てもらえないのですが 少しのかけ引きもなく 精一杯の美しさで咲いています
けれど けれどで なにもしない
弱きもの人間。欲ふかきもの人間。偽り多きもの人間。そして人間のわたし
風雪に耐えただけ土の中に根が張るんだな
アノネ かんのんさまがみていてくれるよなにもかもみんな承知でねかんのんさまがみていてくれるよいいわけやべんかいなんかしなくてもねかんのんさまがちゃんとみていてくれるよ
あれもほしい これもほしい ああなりたい こうなりたい 欲望いっぱいのこの自分 そういう自分の運転手は自分
自分の後ろ姿は 自分じゃ見えねんだなあ
花を支える枝 枝を支える幹 幹を支える根 根は見えねんだなあ
自分が自分になりきるということは、いま、ここの、自分のいのちを完全燃焼して生きることです
アレもコレもほしがるなよ
どうころんでもおれのかお
人間追いつめられてはじめて本音を吐く その時どんな本音を吐くかそれが大事
あたらしい門出をする者には 新しい道がひらける