若尾文子(わかお あやこ)
日本の女優。夫は建築家の黒川紀章。
若尾文子の名言格言
溝口監督の映画に出られて、やっとなにか演技らしきものを教えられたという感じでした。 撮影の前に10日間ほど祇園の芸者置屋に住み込みして、三味線と太鼓も習ったんです。 映画の衣装をそのままよれよれになるまで着て、馴染ませてから撮影に入りましたし、本番でも本物の舞妓さんたちと一緒に演奏できました。あそこまで準備して撮影に望んだのは溝口さんの映画だけですね。この名言いいね! 0
どうしても原因を聞きたいのなら、2日くらい家に泊まりこむつもりで取材にきていただきたいわ。この名言いいね! 0
50、50って言わないで、誰だって一年に一つずつ年をとるでしょ。この名言いいね! 0
互いに気を使っているけれども口出しはしない。そういう関係がよろしいのではないでしょうか。この名言いいね! 0
亡くなる前の年に、一緒に劇団をつくろうと誘ってくださって。 2人で立ち上げて1作目を上演する具体的な話まであったんですよ。だから、もし亡くならずにいたら、今も元気に舞台で共演していたかもしれません。 私の人生も、大きく変わっていたかも。この名言いいね! 0
『十代の~』って、いかにも大映らしい題名ですよ。あざといというか、お客さんを引っ掛けるようなというか……。 映画の内容は、ぜんぜん違いますし、私の役もなにか危ないことをするわけでもない、まじめな女子生徒だったんですけどね。この名言いいね! 0
これはちょっと難しかった。 撮影に入る前、車に乗せられて顔を出さないようにして、赤線の町を見学には行ったんですけど、芸者置屋のようにはいきませんからね(笑)。ネオンサインが輝いて、ミラーボールが回っている店で女性がお客さんを待っているのを見ただけでした。 撮影現場での溝口さんは、なにしろ怖いってイメージがありました。ほとんど何も話さないし、口を利いてくれたのはひと言、ふた言ですよ。セットの中央に座ってらして、微動だにしないんです。 何か聞きたいことがあったら、助監督さんに頼んで訊いてきてもらうんです。でも、溝口さんがお気に入りだった助監督がイタリアの映画学校に留学して帰ってきた増村保造さんで、私の教育係を任命されてたんです。 考えてみれば。私が今日あるのは、溝口さんから始まって、増村さんと組んだことでしょうねえ。この名言いいね! 0
私、あまりいい奥さんじゃなかったわね。この名言いいね! 0
まさか、まさか、こんなに突然急変するとは思いませんからね、誰もね。あらかじめ覚悟といっても、まさかこんなに人間が簡単に死ぬとは思いませんから。つらかったですね。この名言いいね! 0