藤田まこと(ふじたまこと)
日本の俳優、歌手、コメディアン。 1973年から1992年まで時代劇『必殺シリーズ』に出演するなど活躍。陰がある役柄や必ずしも恰好がよく人生で成功を収めたわけではない人物を演じるのを好んだ。
藤田まことの名言格言
長年裏稼業をやってても、姑さんも嫁さんも全然気がつかないのが仕事人ですからね。未来永劫、バレちゃいけないんです。バレたときは、『必殺』はおしまいです
“必殺(仕置人)”では鍛えられましたな(笑)
恥ずかしながら一生芸人です
芝居も育っていかなくちゃ。生まれたまんまじゃ面白くない
あたり前田のクラッカー
後ろは振り返らない。前に進めなくなっちゃうから
周囲に恵まれたことはもちろんですが、逃げなかったこと、ひかなかったこと。そして「だらだらと芸の坂道」をあがってきたこと。平坦な道は歩いたことはないし、70歳を超えた今でも、坂道をあがり続けています
戦争は人を殺し合うこと。日本は憲法で戦争を放棄したんですから、戦争にかかわることがあってはならない
芸能界というのは、今日はあるけど明日はないような世界です
公演中に、劇場に圧力団体から電話があったそうです。(イラクへの自衛隊派遣反対運動を)やめさせろと。でも、僕はやめませんでした
仕事がなくなったんです。ディレクターに言われた通りにやっていただけで、自分で何もできなかった
世の中に仕事人なんてのはいないんですよ。『必殺』は、夢の世界ですから。「チャララー♪」と流れたら、夢の世界
役者は権威と箔がついたら終わり
僕は貧乏人だったし、かみさんも小さいころに親を亡くして同じような境遇で育ってきた。だから(3人の)子供たちにはそんな思いをさせたくないとやってきた。子供たちのためにも頑張ろうとね
「道の真ん中を歩くのはお客さん。芸人は道の脇を歩け。道の真ん中はお客さんが歩くところだ」私は、それ(その父の言葉)は今だに守っています
いま、パンツ一丁で出てる芸人さんがいるけど、僕もああいう芸人でした
(「はぐれ刑事純情派」の人気について)人を愛する心、信じる心をテーマに、1作ごとにみんなで戦いながらつくってきたからでしょう
芸人は夢を売る商売。派手に遊ばな
端役でもちゃんと舞台で芝居がしたいと思ったんですな
僕は平均して合格点の視聴率がとれる俳優なんです。景気がいいときは、視聴率にかげりが出てくると、テレビ局は金をかけて視聴率の稼げる番組を新しくつくろうとするけれど、景気が悪いと、そんな冒険ができない。手堅い僕の続投となるんです
レストランにカミさんと入ろうとしたら、威勢のいい兄ちゃん2人が従業員を怒鳴りつけているんです。でも、僕の顔を見た若い方が先輩格に耳打ちして、2人とも下を向いて出ていった。刑事と思ったんでしょう
僕は戦争がトラウマになっている。新聞でも『戦争』の2文字が目に入っただけで、もうそれ以上は読みたくなくなるんです