金田正一(かねだ まさいち)
職業:プロ野球選手(投手)・監督、解説者・評論家、実業家・タレント 誕生:1933年8月1日 死没:2019年10月6日 出身:愛知県中島郡平和村(現:稲沢市)
国鉄スワローズと読売ジャイアンツで活躍し、日本プロ野球史上唯一の通算400勝達成投手にして、同時に298敗の最多敗戦記録をもつ。更に通算奪三振(4490奪三振)、通算完投(365完投)、通算イニング(5526回2/3)、通算対戦打者(22078打者)、通算与四球(1808与四球)はいずれも日本記録。
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金田正一の名言格言
スランプと言っていいのは、王、長嶋、金田までです
シーズンで使った体を元に戻すには3か月はかかる。ワシも疲れ切った体を回復させるのに大変気を遣ったよ。だから秋季キャンプなどは、ワシの野球哲学からすれば邪道だった
(愛車のベンツからタイヤ4本が盗み取られた惨状を見て)バック・トゥ・ザ・フューチャーのデロリアンかと思った
いくら”野球術”ができても、プレーする”実力”がなければどうにもならないということ
現役時代を思い出しても、ノックアウトされてしょぼんとベンチに退き、頭に手をやったら髪が伸びていたという体験が何度かあった
どうすれば、お客サマが喜んでくれるか。明るくて、たのしくって、健康的な野球をすることが一番。ロッテの野球はこれに徹してやる
元気は元気だけど、足がもう駄目。勝ちすぎた
野球の国際試合は、五輪で復活させるだけで十分なんです。それもメジャーの主力が出てきて初めて成立する。それ以外は不要だ。メジャーが参加しない国際大会に日本が一線級のプロを出す必要はない
ワタシが人生をかけているのは”野球”だけではない。”プロ野球”です
450勝いってた
そんなもの邪道じゃよ。ボールはオーソドックスに握らないとダメ。最後まで縫い目に指先が引っかかるようにして投げないと
俺は400勝しているが、300敗してるんだぞ
代打に出てきて、ワタシに軽く三振させられた一人がほかならぬ牧野コーチ。役者が違うとでもいうか引き立て役の一人に過ぎなかった
(400勝をあげた時の発言)こんな果報者はいないよ。スタルヒンが300勝をあげた時、俺はまだ100勝足らずだったかな。300勝なんて無理かなと思っているのを覚えているよ
選手は球団の大事な「商品」なんです。万が一、選手生命を左右するようなケガをしたら誰が責任を取るんだ。選手も選手だ。ホイホイ尻尾を振って招集に応じるのはおかしい
ワシも同じだったな。しかし、最近のヤツらのカーブは酷いな。ションベンカーブばっかりだ
ワタシのきらいなのは長髪と肥満体
メジャーの試合を見ていても、縦の変化を使うのは日本人投手くらいだろう。あれで誤魔化しているだけ。田中がメジャーでどれくらい通用するかは見物だが、あの程度の直球では決して楽観視できないと思うよ
日本には四季がある。樹木は春に花が咲き、夏の日差しで新緑となる。秋には紅葉して、冬はじっと寒さに耐えて次なる春に備える。この意味をよく考えなさい。生き物は休むべきときに休まないと、必ず体にしわ寄せがくるんだ。体を休めることも仕事なんです
まあ、現役時代を語れば自然と自慢話になってしまうほどの大投手ということで勘弁してください
(バレ砲は怖くない?)だから、あんなヘッポコの何が怖いんだ
ワシ相撲したって横綱になっとった。みんな吹っ飛ぶで
これから、ロッテの選手諸君をスターにしてみせる。少なくとも、道を歩いていてだれにも振りむかれないようなことだけはなくしてみせる
”タレント監督”大いに結構。第一、辞典で「タレント」を引くと―。「才能のある人の意味」「才能、技量」とあるじゃないの。いい言葉だねェ。「才能ある監督」―ワタシにはなんともほめすぎの”肩書き”。またワタシは”乗って”しまう
(ツーシームについて)は?なんだそりゃ
ディマジオはもちろん、ヤンキースの連中とは親しくてね。ビリー・マーチンとも仲がよかったんだ。(ジム・)ラフィーバー(当時のロッテ内野手、ドジャースで新人王)がディマジオにペコペコしていたって?当たり前や!
ワシのカーブには手が出ないよ。しかしあの程度の外国人に、なぜ打たれるのか不思議でしょうがない。結局、これも体を開いて投げるからだろうな
(小児病院を弔問した折に)満足に歩けもしない、あんな小さな子供でさえ、走ろう、生きようと必死なんだ。それに比べたら五体満足の大男たちが、やれホームラン打ったの、やれ負けたのと騒ぐ。小いせえ、小いせえ、野球なんて小さすぎらあ
現役時代のワシをダルビッシュ有や田中将大と比べてもらいたくはないね
川上さんというと、テキサスヒットの印象しかないんだけど(笑)、そう、1本も打たれてなかったの。何本かは打たれていると思ったけどねえ
監督は勇気がいる
投手にとってスピードとコントロールどちらが大事か?バカモン、そんなバカな質問をワシにするんじゃない。当然スピードに決まっているだろう
とにかく相手から三振を奪うしかないワケなんだよ。三振取らなかったら、エラーして失点に結びつくんだから(笑)。私は打たせて取るなんてことは考えたこともなかった。その結果の4490奪三振なんだ
最近の若い選手はすぐに高級車に乗りたがるが、そんなカネがあるなら、もっと自分の体を磨くことに使えといいたい。ワシらの時代は、どんなことも野球のためという意識があった。体を守るために頑丈な外車に乗っていたわけで、格好をつけていたわけではないからな
(そんなに400勝にこだわらなくてもいいのでは?)アホか。記録に縁のないやつがなにをいう!
コントロールだけでプロで生きるのは厳しいんだよ
(落合GMについて)やるなら5年間修行して、銀行で学んで、選手の年俸、採算、観客どうか、そこまで考えて。ただ上に立ったから指揮するじゃだめ、それだったら監督をやれ
先日テレビを見ていて絶句したよ。もう11月だというのに選手たちは日本代表・侍ジャパンで「プレミア12」とかいう国際大会に出るという。こんなものはワシにいわせれば害悪でしかありません。今の球界は何か勘違いをしているんじゃないのか
(現役時代の球はどれぐらい速かったんですか?)180キロは出ていたんじゃないか
同じ気温20度でも春と秋とではかく汗の質が違う
ワシを抜くやつはおらん
俺たちは記録で勝負するしかない
先に点をやったらもうダメなんだ。終盤に逆転なんてあり得ない。これは国鉄のバックが身をもって教えてくれたよ(笑)。前半にやられたらあきらめたよ
私のボールは、彼ら(メジャーリーガー)が見ても速かったと思うよ。のちのことだけど、(トム・)ラソーダが巨人の臨時コーチをやったとき、「金田のボールはすごい。こんなの見たことない」と驚いていたけどね
ワシも初めは自分でオースチンを運転していたが、長嶋がデビューした年(1958年)に大事故を起こして死にかけたことがあってな。それ以降はトラックと正面衝突しても壊れない丈夫な車にして、自分では運転しないことにした
稲尾(和久)や村山(実)がいない中での記録。昔はできなかった。阻止されるし、阻止しにかかる。田中は稲尾の再来といわれているが、逆立ちしても稲尾のそばには寄れない。田中がかわいいから言うけど、金田投手に出会っていたら、連勝記録はなかったな