2代目・中村獅童の名言格言110選

“映画の国”であったり、“テレビの国”であったり、色々なところに旅に出て、その旅を通じて、また歌舞伎役者としての新たな発見があったりとか、海外に出て日本の魅力に気づくように、外に行って気付くことってやっぱりあるじゃないですか。そういうことと一緒

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『毛抜』や『鳴神』のように「ザ・歌舞伎」といえる歌舞伎十八番ものがあり、『供奴』『連獅子』という舞踊があり、『瞼の母』『権三と助十』という「書き物」の世話物があり。歌舞伎のさまざまなジャンルの演目を楽しんでいただけるんじゃないかな、と

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歌舞伎の中にはそういう、様々な要素が凝縮されているんだと判った瞬間に、「これ、もしかしたらめちゃくちゃ楽しい世界なのかな?」って思ったんです

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僕が死んだ後、十何代目中村獅童と名前が継承されていくよう努力しなければと思っています

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歌舞伎というのはいつの時代にも、「今」を生きる人たちが演じ、表現するもの。そのことを、僕らの世代を通して、若い人たちにも分かって欲しいし、実際に観てほしい

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歌舞伎は僕の“魂のふるさと”ですね

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子どものころ、先代の(市川)猿之助のおじさん(現・猿翁)がよく明治座で芝居をなさってらしたので、観せていただいた思い出があります。『伊達の十役』なんかをよく覚えてますね

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台詞と台詞の間の句読点の部分のどこで息を吸うかも、すごく重要な演目なんです

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ある意味このコラボレーションってロックで(笑)。静かな中に、熱い魂が描かれるような舞台になると思います。「アツイ!アツイ!アツイぜ!」っていう舞台ではないけど、静かな物語の中に熱い魂が存在するみたいな…そんな舞台になればいいと思います

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例えばファッションを好きな人たちはコスチュームに着目して観るだろうし、僕もファッションの仕事をやるけれど、歌舞伎であれだけ色々なコスチュームを着けるから「歌舞伎の衣装が一番楽しいでしょ?」ってどんなファッション関係の人でも言いますもんね。それぐらい歌舞伎っていうのはファッショナブル

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そしてまた「わが国ニッポン」へ戻ってきた時、どんなことができるようになっているか、自分がどう変化しているのか、そこも楽しみなんですよね

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色々なお仕事をさせていただいていますが、僕の芯にあるのはあくまで歌舞伎なんです。僕を育ててくれた歌舞伎が好きでたまらない

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若ければ、境遇が恵まれないことに、理不尽さや怒りを感じて「くそー!」なんて叫んでもいいと思うのですが、30歳、40歳になっても同じことを言っていたら、負け惜しみになるでしょう

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演者である自分なりの想像があったり、観客である皆さんの想像もちろんそうだし、本だったら読者もそうですよね。そこに何が“正解”、何が“不正解”ということはなくて、この原作を自分なりにどのように感じて、どのように表現できるか?っていうところが、自分にとっての挑戦でもあるから、非常にやりがいのある…難しい役だとは思うけど、難しいことにも挑んでいかないといけないなと思うんで…そんなところが花井役をやってみたいと思った理由ですね

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そういう歌舞伎を知らない人たちに、歌舞伎のカッコ良さを伝えたいっていう気持ちが芽生えたのはその時ですね

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先輩に「君に主役はまわってくることはないよ」と言われ、「残酷なことを言うよなあ」と思いつつ「じゃあ、しょうがないな」と諦めてしまったら、しょせんそこまでの人生でしょう。それは嫌だった

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演じていない時間をどう生きているか、日々の生活をどれだけ大切にしているか、どんな経験を積み重ねてきているかは、非常に大事なこと。それらによって自分という、人間が形成されていくわけですから

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自分の想い云々よりも、母の喜んだ顔が何より嬉しかったですね。それも含め、いろんな想いがこみ上げました

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(山本は)熱いですよ、もう!!熱すぎちゃって佐藤浩市さんと僕とパンツ一丁になって歌ってましたからね!!堺雅人は頼んでもないのにパンツも脱いでましたからね!!

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まだ歌舞伎に触れた事の無い若い方々には、僕が出ているものを、最初に歌舞伎を観るきっかけにしてもらいたいな(笑)

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ガツーンとくる感動っていうのは、ロックも歌舞伎も同じだし

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僕はいま歌舞伎役者だけど、バンドでプロを目指そうかと思ったこともあるくらいロックも好きだったので、ロック好きな10代の少年という一面や、ファッション好きの一面もあって

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この境遇を受け入れた上で、自分なりに歌舞伎役者としての、生き方を切り開いていこうと覚悟した

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大半の人たちが実際に観たことがないと思うんですよね。やっぱりそういう若者が観てくれるようにならないと、演劇としての歌舞伎は滅びていっちゃうと思います

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色々悩んで、歌舞伎じゃない道もあるかなって思ったりしましたよ

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みんなと同じなのに“いや、あの子は、歌舞伎の子なんだよ”って言われるのがものすごく嫌だった…

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歌舞伎は難しいことも沢山あるけど、ちょっと思考を転換すると、面白いですよ

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歌舞伎を観た事の無い人たちをターゲットにした、そういう人たちに是非観てもらいたい、楽しい企画っていうのは自分の中では考えているし、どんどんそういう人たちに喜んでいただけるようなものを作っていきます

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そこ(歌舞伎以外のお仕事)にはいつもと違う風景と、新たな人々との出会いがあって、いろいろなものを吸収できる。新たな発見、気づきもある

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萬屋一門として8歳から、舞台に立たせてもらっていましたが、代々伝わる名門中の名門というわけではないのと、初代獅童を名乗った父が、歌舞伎役者を早々に廃業し、「後ろ盾がいない」ということで、大きな役がつくことはありませんでした

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表現方法は変わっても、根底にあるものは一緒なんです

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そう、男にもセクハラするんです(笑)

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今、こうやって話しているみたいに、若い人たちに「歌舞伎ってこう」で、「俺はロックも好きだけどそういうのもあって…ファッションもそうだし」、って話すと、みんな「そうなの!?」って、のってきてくれるんです

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歌舞伎を本格的にはじめた18、19歳ぐらいの時に、最初はやっぱり「主役やってくことは難しいですよ」って言われたんですが、この年になって座頭やらせていただけるようになったということは感慨深いものがあるし、それは大変ありがたいことです

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勘三郎のお兄さんが勘九郎時代に歌舞伎座で忠太郎をおやりになった時に、僕は弟分の半次郎という役をさせていただいたんです

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今も表参道を通ると、ほっとしますよ。都会にいる感じがして

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表参道はよく行きますよ。学生時代は古着屋に行ったりとか、しょっちゅう。今も夜歩く事なんかもありますね

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庭って程ではないけど、バンドやっていた頃なんかは、ライブの前には原宿界隈の古着屋に行って…10代の頃は原宿、表参道、渋谷あたりはずっと歩いて移動していたんです

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今は、新橋演舞場でやってる舞台がまだ始まったばっかりだから、花井のイメージは考えてないし、全然作っていません

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“お年寄りが観るもの”というイメージは、今もどうしても強いとは思います

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人って案外鋭くて、見破ろうと思って演劇やテレビを、観ているわけではないのに、その役者の人間性を簡単に見抜きます

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ちょうど大学生の時、学校の授業で歌舞伎を観に行ったんです。自分が生きてきた世界を、客席でちゃんとチケット代を払って観客として、客観的に観ることは初めてだったので、その時に初めて自分が生きてきた歌舞伎界が、ものすごく新鮮に映ったんですよね。

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歌舞伎が僕のホームグラウンド「わが国ニッポン」だとしたら、それ以外のお仕事は、「海外を旅する」感覚に近いかも

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スケベで出来すぎてない人というのが現代劇にも通じるものがありますよね。ちょっとひょうきんな二枚目半のところもありつつ、次々にトリックを解明していく。今でもドラマにありそうな主人公のパターンだと思います

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日本人は、海外に対しての憧れというのはみんな強いみたいで、海外のものをすごく上手に取り入れるけど、日本にいると一番大切なことが、なかなか見えてこない

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まずは型のある時代物から教わって、だんだん自分の味がつかめてきた頃に、こうした世話物をやるようなる。順序があるんです

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歌舞伎は通年通して舞台があるので、非常に短い期間に集中して稽古をしますが、今回の舞台「海峡の光」は、この稽古用に1ヶ月間スケジュールを空けました

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趣味でもなんでもいいと思いますが、好きなことって子どものころから変わらないと思うんです。1つのことを続けることはとてもすてきなことだと思います。あきらめずに夢を持って追いかけてください

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花井が、「何でこういう風になったのかな?」っていう、はっきりした理由が無いところにやりがいがあると思うんです。

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実際に僕が忠太郎をさせていただく時には、小日向のご自宅でお稽古していただいたんです

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何が良かったって、「歌舞伎、意外と面白いよな!」なんて、生身の10代の学生の意見を聞けたのが嬉しかったですね

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長谷川伸先生の作品はご自身の経験もあると思いますが、母と子の作品が多いんです。中でもこの作品はストレートに、生き別れになった母親を恋い焦がれる物語。とにかくハートでやる、ということですね

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これ(歌舞伎十八番の『毛抜』)も実は亡くなられた(市川)團十郎のお兄さんに教わったんです

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僕もそんなポップでシュールなところが大好きで、浅草歌舞伎の時も、若い人たちにぜひ観てもらいたいと思ってさせていただいたんですよ。「若い方たちも観て楽しめる演目を」ということはいつも考えていますね

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『権三と助十』は今回の演目の中でも、実は一番難しいかもしれないですね。でも、みんなで力を合わせて、活気あるいい舞台にしたいと思っています

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映画で出会った人、それから歌舞伎以外の演劇で出会った人、色々な方とコラボレートして新しい歌舞伎を来年…来年のちょうど今ぐらいに実際に形にできるよう頑張っていますので、ご期待ください(笑)

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今や、日本人より外国人の方が日本について詳しいですからね(笑)

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やはり母親を想うという気持ちが一番大事だ、と

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傍目には大して動いてないし大変そうに見えないんですが、台詞の量が膨大なので、ものすごくキツいんだよ、ということをおっしゃっていました

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僕は今まで歌舞伎以外の仕事もやってきているけど、でも根本は歌舞伎役者ですから、歌舞伎役者として、人とは違う活動をしてきたわけで、それがやっぱり獅童の個性だし、そういうものを“獅童流歌舞伎”としてカタチにしていくことが今後の自分自身の課題

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