加山雄三の名言格言18選

加山雄三(かやまゆうぞう)

日本の歌手・俳優。NHK『NHK紅白歌合戦』出場17回。代表曲多数。後のフォークソングやニューミュージック全盛時代に先立つ、日本におけるシンガーソングライターの草分け的存在であり、また日本ではじめて多重録音を手がけた歌手でもある。

加山雄三の名言格言

人間、好きなことをやっているときって、光るんだよね。

自分の性格が、自分の運命を決めるんだ。

やるんだったら、とことん究めたい。

子どもにとって、最高の幸せとは、両親が円満であることです。

人が喜ぶことを、本気になってやろう。それが自分自身の幸せでもある。

人間はね、思いどおりのことをするんです。「色即是空、空即是色」の言葉どおり自分の思ったことが自分の人生になる。つらいと言って暗い顔をしていたら、それまでの人生。つらさを受けとめながらも明るく振る舞うことで、人生を楽しい色にできる。

人間は何を目的にして生きていくか、つまるところは「幸せ」だろうと思います。じゃあ幸せとは何か、お金であり、健康であり、社会的な地位など、人の価値観によってさまざまですが、幸せを得てもこれを幸せと思う心がなければ幸せではないわけです。

嵐が来て死ぬか生きるかの状況にあっても、いずれ凪が来る。生きていればまた日の目を見るかもしれない。自分で持っていた船で海に出て、そう思いました。

67歳になり、同年代の友人は次々と引退していますが、私はどんどん忙しくなっています。コンサートは今年30回以上予定、かつて年一回だった絵画展は今年四回を予定しています。人と関わることは勉強になるし、好きなのです。「関心を持つ」「感動する」「感謝する」の人生三カン王をモットーに現役を続けていこうと思っています。

お客さんがスキー場に来てくれて一緒に滑ったりするのも大事な交流ではあります。それでもステージのほうがたくさんのお客さんが来てくれる。歌を歌ったり、芝居をしたりする方が経営より大事ではないか。人を喜ばせることが自分の天職、自分の役目ではないか。そう思うようになったのです。バブル崩壊が、人が新たに何かを考える大きなきっかけになると受け止めました。こう冷静に考えることができたのも、前の失敗の経験から荒天準備ができていたからでしょう。

あらゆるところへ行ってどれだけ土下座をしたことか。“やめてください。どれだけ頭を地べたにこすりつけられても納得しませんよ”と言われるて“ごもっともです”って、それでももう1回土下座するわけさ。

オレは毎日毎日新しいスタートを切ってる気がしてるんだよ。今の時間っていうのはまさに「今」だけ。昨日からの続きじゃない。未来は先にあるんじゃない。過去も現在も未来も「今」の一点に集中していて、それが一瞬一瞬動いていってるのさ。

窮地に立たされた苦しい経験がないと、本当の幸せもまたわからない。人間には苦も楽も必要なんです。それと、間違った方向に走ったとしても、それを軌道修正したいという平衡感覚を、人間は本能的に持ち合わせている。だから誰でも自分次第で幸せになれるんです。

定年で「やることがない」なんてぼやいていてはいけない。自身の第六感を信じて、自分のやりたいことをまた見つけたらいい。退職して職は失っても、生きた人間という肉体船に乗った魂は生涯現役。自分がその肉体船の船長なんだから、棺桶に入るまでは責任もって舵取りしてほしい。

過去にこだわる人間に明日はないけれど、過去を反省しない人間にも明日はない。自分が間違ったと思ったら、素直に真摯に反省することが、幸せな心の復活につながると思います。

船乗りの言葉に「荒天準備」というのがあります。荒天に遭遇することがわかったとき、荒天を乗り切るために船の防御体制を整えることを言います。順風満帆な人生なんてありません。大借金の苦しさの中で、荒天準備の大切さを知りました。

天職と思うようになってステージに立つと、不思議なことが起きたのです。お客さんの反応が変わったのです。以前はコンサートが終わると「最高」とか「よかったですね」とか言ってくれていました。それが、ここ10年ぐらいは、お金を払って来てくれているのに「ありがとうございました」と言われることが多いのです。「勇気を頂きました」「幸せを頂きました」「希望が湧いてきました」といった言葉をかけてくれる人もいます。年配の方だけでなく、20代や30代の若い人たちからもこういったことを言われます。

どんな仕事をしていても、苦しみは絶え間なくある。それが人生でしょう。99%苦しくても、たった1%の幸せをとても幸せだと感じられる。そう思えることが、生きていることの大切さだとわかりました。