大島渚の名言格言33選

大島渚(おおしま なぎさ)

日本の映画監督、脚本家、演出家、著述家。フィクションだけでなくドキュメンタリーも制作した。

大島渚の名言格言

バカヤロー!

瞬間的に、しなやかに怒る筋肉を鍛えてほしい

ある人間がそこにいる、それだけで常にボクは十分なんです

「バカヤローの大島」なんて言われるけれども、家では妻にも子にも、一度も怒鳴ったことはない。ほとんど怒らない、と言ってもいい

日本映画だけでなく、世界的に映画の新しい傾向なんてどこにもないんです。アメリカ映画なんてまったくダメだもの

職業に貴賎はないが、人に貴賎はある。大事なのは職業ではなく、その人間の実質。そういう時代になりつつある

ダメなヤツはもともとダメなんで、それは選んだ私が悪いんです

やっぱりボクは美しいものに惹かれる

人生というのは、どのくらい無我夢中の時間を過ごせるかで決まると思う

一回しか撮らないのは、その俳優を殺すより生かしたほうがいいと思うからです

一番興味があったのは、新選組という集団が壊れていく運命にあったということ、たった一人の少年が入ったことで集団が揺れ動くことに興味があったのかなぁと思いますね

情報もいいでしょう。でも、生の体験は強い

今やれることを、今やらなかったら、一生やれないということなんだ

意識的に解散する場合もあるけど、意識しなくても、男同士の友情みたいなものは10年続けばいいんじゃないかと思う。理屈があってそう言うんじゃなくて、結果論として10年サイクルで解散していくというか

(俳優を選ぶときは)単に人間を見てるだけです。こいつはどういうヤツなのかということを

そりゃ俺は失礼をしたよ。失礼はしたけどな、殴ることはないだろう

初めから解らないのはあたり前で、初めから解るならこんな映画を作る気は全然ないし、初めは解らなくても映画の最後になって初めて解る、そういう映画をオレは作りたいんだ

『愛のコリーダ』でぼくは燃え尽きました

ボクなんかのときは明らかに、60年代、70年代までは現実があって、その現実と闘っていたわけですから。そういう闘いに敗れたところから、ボクは美しい若者たちに目が行き始めたというか、美しいものとしてしか若者を描きようがないということに気づきました

美学として描く場合には新選組をやるけれども、ボク自身は美学に反して長生きしているわけです

普通、俳優さんが演技力と思っているものは、まあ、邪魔ですよ

新選組の人間関係は自分が持っていたものと近い。ある意味、新選組はボク自身だとも言えるんです

この映画(新選組)ではボクは土方の目を通してものを見ています。一般的に新選組の中のボクのポジションを考えた場合には、近藤でしょうね

実際問題としては、残念ながらボクはまだ死んでいないわけですが、本来革命家というのは、36歳や39歳で死ぬべきものだと思う

僕にとっては、あの頃が無我夢中だった。そういう時期があるから、いくつになってもまたやってやろうと思えるんです

ボクは、ひとつの集団というのは大体10年だと思っています

私は現代では使命という言葉に縛られて、可能性のある芸術家が内面的な自由さを失っていることが多い事実の方に、むしろ弊害があると思う

カストロだってのうのうと生きてるじゃないですか。ボクにも、のうのうと生きさせてくださいよ

ボクが一番嫌いなものは、言葉で言うと媚。“ひらひら”と言ってるんですが、そのひらひらをつけることが演技であったり、映画であったりすると思ってる人が多いんですが、ボクはひらひらが一切嫌なんですよ

きっぱりノーと言うことは、人生を楽にしてくれる方法なんです

ボクが何をやりたいのか考えないようなスタッフは要らないし、よほどの馬鹿でない限りちゃんとできるものなのです

ホモかどうかってことじゃなく、セクシーなものに興味があるんです。ホモセクシュアルと普通のセクシュアルに違いはないと思いますし、究極的には美しさに繋がっていくものだから

現場でスタッフに注文出さないのも、事前の打ち合わせをしないのも、『御法度』以前からずっと同じです