山下泰裕の名言格言集

山下泰裕(やました やすひろ)

職業:柔道家、柔道指導者 誕生:1957年6月1日 出身:熊本県上益城郡山都町(旧矢部町)

全日本柔道連盟会長、全日本柔道男子強化ヘッドコーチ(1992年 – 2000年)、男子強化部長(2000年 – 2004年)、強化副委員長(2004年 – 2008年)、理事・副会長・強化委員長(2013年 – 2017年)、国際柔道連盟教育コーチング理事(2003年 – 2007年)、神奈川県体育協会会長などを歴任。引退から逆算して203連勝(引き分け含む)、また対外国人選手には生涯無敗(116勝無敗3引き分け)という大記録を打ち立てた。国民栄誉賞を受賞。

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山下泰裕の名言格言

重要なのは経験したことをどうとらえるか。よく「あの時の失敗が生きて、今の彼・彼女がある」などと他人を評論する人がいます。けれど、本当のところは「失敗が生きた」のではなく、その人が「失敗を生かした」ということではないでしょうか。同じ失敗をしても、生かせない人もいるはずです。

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人は誰でも自分の頑張りを評価してもらいたいと思っている。短所よりも長所を見ることを大事にすると、まわりの人との関係はかなりいい方向に変わる。

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世の中で起きることに、もともと色はない。成功であれ失敗であれ、起きたことにどんな色をつけるか。それは、受け止める人の心一つ。

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私はまだまだ未熟な人間です。金メダルなんて四半世紀も前のことで、今はただのオッサン(笑)。慢心せずに、もっともっと自分を磨いていきたい。

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信頼関係さえあれば、自分と異なった意見も認めることができます。信頼関係を築いておけば、かなりの人はこちらの意見を聞いてくれます。あなたが本来果たすべき役割は……と本音で話をしても、自分のためにあえて言ってくれたんだと感謝されます。いい関係さえあれば、きついことも言えるようになるし、逆に相手に感謝されます。私はそういうところを大事にしてきました。

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リーダーにとって一番大事なのは、人としての器、魅力。要するに「この人と一緒に行動したい、夢を追いかけたい」と、人に思わせる何かがあるか。

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頭の中にある夢のイメージがリアルだと、それが現実なのか想像なのか、自分でも分からなくなってしまうのでしょう。夢に近づくためにする努力が、苦労ではなく、当たり前のことに感じられる。自分の内側から無限のエネルギーがわいてくるあの感覚は、多くの人に知ってほしいですね。

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私の生き方そのものは、今も現役当時も変わりません。常に理想を掲げる。過去を振り返らず、未来を見つめて、今をひたむきに生きる。

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私が人生で何より望むのは、充実した毎日を送ることです。だから、「人間としての自分を磨く時間」「心身の健康のための時間」「家庭のための時間」の3つを確保することを意識しています。

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仕事はいろいろな人が関わってやっていくもの。そこに信頼関係が結ばれていて一緒にやっていくのと、そうでないのとでは、仕事の進み具合が全然違う。信頼関係がない中で仕事をやるのは「いばらの道」。

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一生懸命努力しても、苦しい練習をしても、必ずしもそれで優勝できるとかメダルがとれるとは限らない。ですが、はっきりしていることは、誰よりも厳しい練習をし、自分に勝たなければ絶対に勝利はないということです。優勝とは結果であり、努力しなければ成し遂げられないものです。

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山登りに例えれば、山頂には自分の理想とする柔道があった。それを言葉で表現すれば「常に冷静で隙がなく、素晴らしい技の切れを持つ柔道家」といったところでしょうか。オリンピックだって、その理想に至る道程に過ぎなかった。だから、金メダルを取っても「まだまだだ!」と思っていた。

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人間は人と自分を比較して優越感を覚えたり、劣等感を抱いたりするもの。でも、自分独自の花を咲かせたらいいんだと気づいた時、喜々として努力するようになる。

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世界で勝とうと思ったら、まわりの人の協力を得て、衆知を結集して戦う必要がある。いろいろな分野の優れた方々の知恵をいただくのです。

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私は、中学2年生の時の作文に「僕の夢はオリンピックに出場し、メーンポールに日の丸を掲げ、君が代を聞くことだ」と書いています。そう書いた時に抱いた夢のイメージというのは、今も強烈に覚えているんですね。実際、オリンピックでの優勝を思い出す時に脳裏に浮かぶのは、ロサンゼルスで体験した現実の映像ではなく、それより10年以上も前に想像で思い描いたシーンの方なんです。そういう強烈な夢のイメージを持つと、頑張ろうと思わなくても、頑張れる。

この名言いいね! 3
「念じ続ければ必ず結果が出る」というのは私の実感。私は「やれる!」と信じました。誰よりも努力しました。一戦一戦に全力を尽くし、どんな厳しい状況に立たされても、持てる力のすべてを出し切ろうと練習を積みました。その結果、目標を達成しました。

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ハンディを背負った人々は自分の能力を卑下するのでなく、その人独自の花を咲かせたらいい。ハンディは一つの個性だと気づいたら、随分楽になる。

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外国人と通訳なしで話して分かったのは、流暢に話せるかどうかはさておき、自分の口で話せば、相手との距離はグッと縮まるということ。

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頑張った自分を、自分で認める。他人は、なかなか認めてくれないものですから。

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時間管理のポイントは「逆算」ですね。選手時代ならば、大事な大会に向けた準備を、まず手帳に書く。今なら、大事なプロジェクトの締め切りやプレゼンの日から逆算する。

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私の心の目を開いてくれたのは、自閉症の次男でした。私は外では柔道の指導に明け暮れていましたが、一歩家庭に入ると、家内が次男の子育てに奮闘していました。思いやり、理解し、共感し、支え合わなければ、一日だって生きていけないのです。強いだけでは全く通用しません。私は家内に誘われてボランティアに参加するようになり、ハンディキャップを背負った人たちの立場でものを考えることの大事さを教えられました。家内と次男がいなければ、私は自信過剰な、鼻持ちならない人間になっていたでしょう。

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後ろを振り向かなかったからこそできた。

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出来事に喜びの色をつけるか、希望の色をつけるか、慢心の色をつけるか、不平不満か……。その選択肢は我々の側にあり、その色づけで人生は大きく変わります。だから前向きでありたい。

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自信がない時は「なるようになれ!」と、迷いを断ち切り、ボーンとぶつかっていく。人生には、そんな開き直りも大事。

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