芥川龍之介の名言格言83選

芥川龍之介(あくたがわ りゅうのすけ)

職業: 誕生:1892年3月1日 死没:1927年7月24日 出身:東京府東京市京橋区(現:

本名同じ、号は澄江堂主人(ちょうこうどうしゅじん)、俳号は我鬼。その作品の多くは短編小説である。また、『芋粥』『藪の中』『地獄変』など、『今昔物語集』『宇治拾遺物語』といった古典から題材をとったものが多い。『蜘蛛の糸』『杜子春』といった児童向けの作品も書いている。

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芥川龍之介の名言格言

懐疑主義者もひとつの信念の上に、疑うことを疑わぬという信念の上に立つものである

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恋愛はただ性欲の詩的表現を受けたものである。少なくても詩的表現を受けない性欲は恋愛と呼ぶに値しない

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自然を愛するのは、自然がわれわれを憎んだり、嫉妬しないためでもない事はない

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人生の悲劇の第一幕は、親子となったことに始まっている

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われわれを恋愛から救うものは、理性よりもむしろ多忙である

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完全に自己を告白することは、何びとにも出来ることではない。同時にまた、自己を告白せずには如何なる表現も出来るものではない

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人生を幸福にするためには、日常の瑣事を愛さなければならぬ

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最も賢い生活は一時代の習慣を軽蔑しながら、しかも、その又習慣を少しも破らないように暮らすことである

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宿命は後悔の子かも知れない。…或は後悔は宿命の子かも知れない

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人生は地獄よりも地獄的である

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完全なるユウトピアの生まれない所以は大体下の通りである。…人間性そのものを変えないとすれば、完全なるユウトピアの生まれる筈はない。人間性そのものを変えるとすれば、完全なるユウトピアと思ったものも忽ち又不完全に感ぜられてしまう

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わたしは二三の友だちにはたとい真実を言わないにもせよ、嘘をついたことは一度もなかった。彼等もまた嘘をつかなかったら

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良心は道徳をつくるかも知れぬ。しかし道徳はいまだかつて良心の「良」の字を創ったことはない

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私は第三者を愛するために夫の目を盗んでいる女には、恋愛を感じないことはない。しかし第三者を愛するために子供を顧みない女には、満身の憎悪を感じている

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キリストはみずから燃え尽きようとする一本のローソクにそっくりである

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人間は時として、満たされるか満たされないか、わからない欲望のために一生を捧げてしまう。その愚を笑う人は、つまるところ、人生に対する路傍の人に過ぎない

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天才の悲劇は「小ぢんまりした、居心地のよい名声」を与えられることである

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あなた方のお母さんを慈しみ愛しなさい。でもその母への愛ゆえに、自分の意志を曲げてはいけない。そうすることが後に、あなた方のお母さんを幸せにすることなのだから

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輿論は常に私刑であり、私刑は又常に娯楽である。たといピストルを用うる代りに新聞の記事を用いたとしても

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天才の一面は明らかに醜聞を起し得る才能である

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我々はしたいことの出来るものではない。ただ、出来ることをするものである

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女は常に好人物を夫に持ちたがるものではない。しかし男は好人物を常に友だちに持ちたがるものである

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我々を走らせる軌道は、機関車にはわかっていないように我々自身にもわかっていない。この軌道もおそらくはトンネルや鉄橋に通じていることであろう

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恋愛の徴候の一つは彼女に似た顔を発見することに極度に鋭敏になることである

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危険思想とは常識を実行に移そうとする思想である

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他を嘲るものは同時にまた他に嘲られることを恐れるものである

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人間の心には、互いに矛盾したふたつの感情がある。誰でも他人の不幸に同情しないものはない。ところが、その不幸を切り抜けてよくなると、なんとなく物足りなくて、少し誇張して言えば、もう一度同じ不幸に陥れてみたいような気持になる

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民衆の愚を発見するのは必ずしも誇るに足ることではない。が、我々自身も亦民衆であることを発見するのはともかくも誇るに足ることである

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暴君を暴君と呼ぶことは危険だったのに違いない。が、今日は暴君以外に奴隷を奴隷と呼ぶこともやはりはなはだ危険である

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要するに莫迦(ばか)な女は嫌いです。ことに利巧だと心得ている莫迦な女は手がつけられません

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子供に対する母親の愛は最も利己心のない愛である。が、利己心のない愛は必ずしも子供の養育に最も適したものではない。この愛の子供に与える影響は…少くとも影響の大半は暴君にするか、弱者にするかである

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道徳は便宜の異名である。「左側通行」と似たものである

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我々の生活に必要な思想は、三千年前に尽きたかもしれない。我々は唯古い薪に、新しい炎を加えるだけであろう。人生は一箱のマッチに似ている。重大に扱うのはばかばかしい。だが、重大に扱わなければ危険である

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幸福とは幸福を問題にしない時をいう

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女人は、我々男子にはまさに人生そのものである。即ち、諸悪の根源である

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古来政治的天才とは、民衆の意思を彼自身の意思とする者のように思われていた。が、これは正反対であろう。むしろ政治的天才とは、彼自身の意思を民衆の意思とする者のことをいうのである

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どうか英雄とならぬように。英雄の志を起こさぬように力のないわたしをお守りくださいまし

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文章の中にある言葉は辞書の中にある時よりも美しさを加えていなければならぬ

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げに人間の心こそ、無明の闇も異らね、ただ煩悩の火と燃えて、消ゆるばかりぞ命なる

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好人物は何よりも先に、天上の神に似たものである。第一に、歓喜を語るに良い。第二に、不平を訴えるのに良い。第三に、いてもいなくても良い

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眠りは死よりも愉快である。少くとも容易には違いあるまい

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政治家のわれわれ素人よりも政治上の知識を誇りうるのは紛紛たる事実の知識だけである。畢竟某党の某首領はどういう帽子をかぶっているかというのと大差ない知識ばかりである

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人生は一行のボオドレエルにも若かない

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人生の競技場に踏みとどまりたいと思ふものは、創痍を恐れずに闘はなければならぬ

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物質的欲望を減ずることは、必ずしも平和をもたらさない。我々は平和を得るためには、精神的欲望も減じなければならない

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我々人間の特色は、神の決して犯さない過失を犯すということである

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我々のもっとも誇りたいものは我々の持っていないものだけである

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我々に武器を執らしめるものは、いつも敵に対する恐怖である。しかもしばしば実在しない架空の敵に対する恐怖である

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打ちおろすハンマーのリズムを聞け。あのリズムが在する限り、芸術は永遠に滅びないであろう

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天才とは僅かに我々と一歩を隔てたもののことである

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私は不幸にも知っている。時には嘘によるほかは語られぬ真実もあることを

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理想的兵卒はいやしくも上官の命令には絶対に服従しなければならぬ。絶対に服従することは絶対に責任を負わぬことである。すなわち理想的兵卒はまず無責任を好まなければならぬ

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成すことは必ずしも困難ではない。が、欲することは常に困難である。少なくとも成すに足ることを欲するのは

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人間的な、余りに人間的なものは大抵は確かに動物的である

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我々はあらゆる女人の中に多少のマリアを感じるであろう。同時に又あらゆる男子の中にも…。いや、我々は炉に燃える火や畠の野菜や素焼きの瓶や厳畳に出来た腰かけの中にも多少のマリアを感じるであろう

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芸術は何ものの支配をも受けない、芸術のための芸術である、従って芸術家たるものは何よりも先に善悪を絶した超人でなければならぬ

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人生は常に複雑である。複雑なる人生を簡単にするものは、暴力よりほかにあるはずはない

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あらゆる神の属性中、最も神のために同情するのは神には自殺の出来ないことである

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革命に革命を重ねたとしても、我我人間の生活は「選ばれたる少数」を除きさえすれば、いつも暗澹(あんたん)としている筈である。しかも「選ばれたる少数」とは「阿呆と悪党と」の異名に過ぎない

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古人は神の前に懺悔した。今人は社会の前に懺悔している

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運命は偶然よりも必然である。「運命は性格の中にある」という言葉はけっしてなおざりに生まれたものではない

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最も賢い処世術は、社会的因襲を軽蔑しながら、しかも社会的因襲と矛盾せぬ生活をすることである

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道徳の与える恩恵は、時間と労力の節約である。道徳の与える損害は、完全なる良心の麻痺である

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僕等の性格は不思議にもたいてい頸すじに現れている

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周囲は醜い。自己も醜い。そしてそれを目のあたりに見て生きるのは苦しい

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阿呆はいつも、彼以外の者を阿呆であると信じている

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道徳は常に古着である

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文を作るのに欠くべからざるものは、何よりも創作的情熱である

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結婚は性欲を調節する事には有効であるが、恋愛を調節する事には有効ではない

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経験ばかりにたよるのは消化力を考えずに食物ばかりにたよるものである。同時に又経験を徒らにしない能力ばかりにたよるのもやはり食物を考えずに消化力ばかりにたよるものである

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芸術のための芸術は、一歩を転ずれば芸術遊戯説に墜ちる。人生のための芸術は、一歩を転ずれば芸術功利説に堕ちる

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どうせ生きているからには、苦しいのはあたり前だと思え

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忍従はロマンティックな卑屈である

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他人を弁護するよりも自己を弁護するのは困難である。疑うものは弁護士を見よ

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奴隷廃止と云うことは唯奴隷たる自意識を廃止すると云うことである

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あらゆる社交はおのずから虚偽を必要とするものである

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われわれを支配する道徳は資本主義に毒された封建時代の道徳である。われわれはほとんど損害のほかに、何の恩恵にも浴していない

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人生は落丁の多い書物に似ている。一部を成すとは称しがたい。しかし、とにかく一部を成している

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人生は一箱のマッチに似ている。重大に扱うのはばかばかしい。重大に扱わねば危険である

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正義は武器に似たものである。武器は金を出しさえすれば、敵にも味方にも買われるであろう。正義も理屈さえつけさえすれば、敵にも味方にも買われるものである

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強者は道徳を蹂躙するであろう。弱者はまた道徳に愛撫されるであろう。道徳の迫害を受けるものは、常に強弱の中間者である

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わたしは良心を持っていない。わたしの持っているのは神経ばかりである

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創作は常に冒険である。所詮は人力を尽した後、天命に任せるより仕方はない

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