若林正恭の名言格言20選

若林正恭(‐)

日本のお笑いタレント・漫才師・司会者・俳優・。お笑いコンビ・オードリーのツッコミ担当。相方は春日俊彰。

若林正恭の名言格言

僕はヘコみやすいので、「仕事一つ」ではなく、「その日の仕事」で考えるようにしています。昼間の仕事でスベっても、夜の仕事がウケればOK。

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枠があっても、「はみ出しちゃおう!」と思う人もいると思うんですけど、僕は枠があれば気をつける人間なんです。でも本には枠がない……というか、大きい。だから本に対する信頼が、高校時代くらいからずっとあるんだと思う。マイノリティーからマイノリティーにしか伝わらないようなことも書いてあるし、本当に多種多様。こんなにいろんな考え方を受け入れる媒体って、やっぱり本なんじゃないですかね。

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ラジオとエッセイについては仕事だと思っていないんです。考えて、考えて、「これで、いいかな」と、自分自身が納得した地点で終わることができるというところに、プラモデルをつくる面白さみたいなものがあるんです。

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若者は批判さえすればイデオロギーを持っているように見せられる時期がある。だが、おっさんは批判した場合すぐに対案を求められる。ホスト側の責任があるから。壊して終わりじゃない。

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最近周りの環境の変化に驚くことがある。共演者やスタッフに年下が多くなってきたのだ。マネージャーも現場では全員年下だ。となると、こっちの方が経験があるから知っていることが多い。当然、こっちから話しかける頻度は増える。そんな状況で人見知りなんて成立しない。若者は社会のゲストで、おっさんはホストだ。昔の僕は、お客様だから人見知りなんてしてられる余裕があったのだ。

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僕は楽屋でも1人で本を読んでいます。周囲から芸人っぽくないとか「売れないぞ」と言われました。でも、人間のタイプは様々なのに、なぜ芸人だけは1種類にしたがるのか不思議でした。飲んでコンパで騒いで、という芸人的なノリにはなじめなかった。それである番組で「人見知り芸人」というテーマを提案して放送されたところ、反響が大きかったのは、嬉しかったというか、ホッとしました。

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大きくヘコんだとき、その時点で「これは5日引きずるな」と見積もるんです。6日後には立ち直っていると思えば、実際はそこまで引きずらなくなる。

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キューバの記憶は、ものすごく強く残ったんですよね。別に僕は普段記憶力があるほうでもないんですよ。ここ1週間のうちにあったことは、全部忘れてますから。交通事故を見てしまったらいつまでも忘れられないのと同じで、脳への刺激が強いものは忘れられなくなるのかもしれない。キューバにいたのは、正味3日なんですけど、その3日で何年分かのことを感じたような気がします。子供の時って1日が長いじゃないですか。その感覚もちょっとありました。脳への刺激が強いと、1日が長く感じることにもなるのかもしれない。

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「ネガティブを潰すのはポジティブではない。没頭だ」。その言葉が出てきたのは、当時、ポジティブシンキングを薦める本が流行っていて、マイナス思考なんて忘れなさいとか、考えすぎだとか、そんな文句が大きく謳われていた頃のこと。その風潮に、「自分の脳細胞が勝手に考えちゃうんだから、そんなの絶対、無理だよ!」という違和感というか、怒りを抱いて。だったら僕は――という想いから出てきた言葉ですね。

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誰もやったことがないことをやるのは簡単だ。だって、誰もやったことがないことをやればいいんだから。でも、誰もやったことがなくて、笑いも起こるというネタをつくることはとても難しいことだ。

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ネガティブを潰すのはポジティブではない。没頭だ。

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批判は割と簡単だ。だって完璧なものってこの世にはないから。批判は一瞬で、創造は一日にしてならない。だから、僕は歳を取ることに恐怖心を持っている若い男と批評家を信用していない。

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M-1グランプリで準優勝して、自分の中で世界が反転しました。それから忙しくなって、仕事と睡眠を繰り返す毎日でキツかったけれど、そうやってたくさん番組に出させてもらったことが財産になっています。いまでも仕事をくれる人って、あの当時に出会った方々が多いですから。

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想いに苦しめられるとき、脳は味方だろうか? 敵だと思う。脳に人差し指を当てて「お前には負けない」と言うべきだ。

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僕の出発点は、何でも最初は違和感なんです。

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この国で非実力者が出る杭になろうとすると、風当たりが強いのは幼稚園の時からのお決まりだ。そして、出る杭として成功済みの実力者に対する態度はいつも甘い。その方法論にすぐに倣おうとする。たまたまその人にその方法論が合っていただけかもしれないのに。公式は内側で練り上げるものなのに。

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(海外に行ってみて)日本で生きている自分のことがよくわかりました。環境と、自分というもののブレンドがその人なんですよね。日本にいれば、誰もがその環境の影響を受けている。それが、物理的に距離を離しただけで、こんなにも影響を受けなくなるものなんだなあと思ったし、逆に日本人である自分も発見できる。これはすごくいいなと。

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わだかまりとかネガティブな感情って、分析すると少し落ち着くんですよね。自分の身体が騒がなくなるというか。たとえば誰かの言葉に傷つくとするじゃないですか。そんな時、なぜ自分は傷ついたのか、なんで相手はそんなことを言ったのかの両方を、何となく分析できると引きずらなくなるから。

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結局、無理していた時代は、全然ウケなかったですね。あるとき、トークライブのVTRを見直したら、ツッコミ役の春日が2回しかツッコんでなかった。元々、人の話を聴いて、それを正す性格ではない(笑)。それで、僕がツッコミ役になった。そこから、ライブでも自然な感じでラクになった。

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経験上、自己否定は完治ではなくシャットアウトという対症療法が有効。シャットアウトに効果を発揮するのは没頭。それは、仕事かもしれないし、趣味かもしれない、友達と会うことかもしれないし、アイドルを応援することかもしれない、無料のゲームアプリかもしれないし、筋トレかもしれないし、新しい恋かもしれない。とにかく自分が「楽しい」と思えることで時間を埋めまくるのだ。それを何カ月も(何年も)続けて、いつのまにやら「あれ? そういえばあんまり考えなくなったな」という時が来ればしめたもの。

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かつて書いていたブログは「イタいが現れた!」みたいなことになって、やめてしまったけど、(紙媒体での)エッセイは、もう7年も書いているのにそういうことがない。読むにも、意見するにも、紙媒体はネットより距離があるからでしょうね。そんな心地よい距離のなかにある「自分を出してもいいかな」という安心感。それもエッセイを書く楽しさのなかには含まれていますね。

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