菅原文太(すがわらぶんた)
日本の俳優・声優・ラジオパーソナリティ。代表作は映画『仁義なき戦い』シリーズ、『トラック野郎』シリーズ。どちらも日本映画史に残る配給収入を上げた。
菅原文太の名言格言
人間、急いでおったらあんまりいいことない。足元見てマイペースを守っておったら、蹴躓くこともないわな
カタギの世界の人間のほうが乱れているな
日本人の悪い癖だな。何でもかんでも急いでいる
外車に乗りたいといったくだらん夢は捨てたほうがいい。ひとつのステータスシンボルかもしれんが、オレは欲しがらんわ。タクシーに乗るのも嫌だしね
男心いうんは、そういう純なもんでね。この純な心いうもんを、いまの世の中は忘れているわなぁ
総理大臣の選び方から変えなきゃダメだろうよ。オレは、大統領を決めるアメリカ式がいいと思うわな
今の世の中は人間をテレビ画面くらいの小さな枠に収めようとする。俺たちが生きてきた映画の枠は大きなスクリーンだったから、誰でも受け入れた
こんなもここらで男にならんと、もう舞台は回ってこんど
アベコベだわな、いまの日本の政界は
大昔はだいぶ府中(競馬場)に足を運んでた。20代のころだったが、スッカラカンになるまでやってしまいには電車賃も使っちまって交番に行ってね。サイフを落としたとウソついて電車賃を借りたこともあったよ
考えてみりゃあ人間なんか生きていること自体がバクチのようなもん
酒をはじめて口にしたのは中学1、2年のときだから酒歴45年
オレもぐうたら人間でね、本質は。仕事のないときは家でゴロゴロしている。たかだか人間、気軽にやったほうがええわな
(若山富三郎について)殴られたり散々されたけど、俺はやはりあの人が好きだった
アメリカにも、良心厚い人々はいます。中国にもいる。韓国にもいる。その良心ある人々は、国が違えど同じ人間だ
沖縄の風土も、本土の風土も、海も山も空気も風も、すべて国家のものではありません。そこに住んでいる人たちのものです
任侠映画を見るのにコーラにポテトチップじゃ話にならんな。酒を飲んでスルメをしゃぶって見なきゃ気分も出んよ
昔に比べりゃゼニもあるけど、変わらず安酒かっくらって、『さみしい‥‥』とつぶやき、女の子の歓心を買おうとするが、飲み様、口説き様が卑しいせいで、女にゃモテたことがない
チャールズ・ブロンソンとか亡くなったスティーブ・マックイーンなんか、大スターになったのは中年になってだからね。オレとおんなじだよ
政治の役割はふたつあります。一つは、国民を飢えさせないこと、安全な食べ物を食べさせること。もう一つは、これが最も大事です。絶対に戦争をしないこと!
戦後の日本はすべてがモノとカネに結びついてきた。そこが変わらないとな
スネに傷を持たない人間なんていないじゃないか。どこかで間違いのひとつやふたつ犯している。真っ白な無謬な人間なんていない
大酒飲みか!いいじゃないの。酒癖が悪い?そんなことは他人が勝手に決めつけることでね
ヘンクツや異端者と呼ばれてもいいじゃないか。変わり者の生き方の方が面白いよ
昔は任侠映画を観るとなりゃあ酒は付き物でね。オレなんかも鶴さん(鶴田浩二)や健さんの映画というと、一升瓶とはいかなかったが、四合瓶を持参してね。ラッパ飲みしながら見とったわな
(三船敏郎について)富士山のような存在
暴力映画に出てきた私が言うのもなんですが、命を賭けて戦争に反対しましょう
土そのものが、土を育てる。土に何を与えるかが重要
くだらんな、政治の世界は。どうひいき目に見ても、ありゃあ、茶番劇にしか見えんわな
ハッキリいうてやるけん。ワレ、いいかげんにマジメにならんとアカンわな。何をうじゃうじゃしとるんじゃあ。男じゃけんのう
本来、人の命を養うための営みが、利益や効率を追い求めて、いつの間にか商業や工業のようになってしまった