西郷隆盛の名言格言34選

西郷隆盛(さいごうたかもり)

幕末から明治前期の日本の武士、政治家、陸軍軍人。薩摩藩の下級武士であったが、藩主の島津斉彬の目にとまり抜擢され、当代一の開明派大名であった斉彬の身近にあって、強い影響を受けた。その後、2度の流罪に遭うが、家老・小松清廉(帯刀)や大久保利通の後押しで復帰し、元治元年(1864年)の禁門の変以降に活躍し、薩長同盟の成立や王政復古に成功し、戊辰戦争を巧みに主導した。

西郷隆盛の名言格言

幾度か辛酸を経て、志、初めて堅し。 丈夫は、玉砕に及んで、瓦全を愧じる。

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道は天地自然の未知なる故、講学の道は敬天愛人を目的とし、身を修する克己をもって終始せよ。己に勝つ極功は「意なし、必なし、固なし、我なし」と云えり。

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志を貫くためには、玉となって砕けることを本懐とすべきであって、志を曲げて瓦となってまで、生きながらえるのは恥とする。

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功のあった人には禄を与えて、能力のある人には位を与えよ

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万民の上に位する者、己れを慎み、品行を正しくし、驕奢(きょうしゃ)を戒め、節倹を勉め、職事に勤労して人民の標準となり、下民その勤労を気の毒に思ふ様ならでは、政令は行はれ難し。然るに草創の始に立ちながら、家屋を飾り、衣服を文(かざ)り、美妾を抱へ、蓄財を謀りなば、維新の功業は遂げられ間敷也。

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天は人も我も同一に愛し給ふゆえ 我を愛する心をもって人を愛するなり

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急速は事を破り、寧耐は事を成す。

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世上の毀誉軽きこと塵に似たり。

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天の道をおこなう者は、天下こぞってそしっても屈しない。その名を天下こぞって褒めても驕(おご)らない。

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およそ思慮は平生、黙座静思の際においてすべし。

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小人は己を利せんと欲し、君子は民を利せんと欲す。己を利する者は私、民を利する者は公なり。公なる者は栄え、私なる者は亡ぶ。

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事に当たり、思慮の乏しきを憂うることなかれ。

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事大小となく、正道を踏み至誠を推し、一事の詐謀を用うべからず。

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思い切ってやりなさい。責任は私がとる。

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総じて人は己に勝つをもって成り、自ら愛するをもって敗るるぞ。よく古今の人物を見よ。事業を創起するする人、大抵十に七・八まではよく成し得れども、残りふたつを終るまで成し得る人の希なるは、始めはよく己を慎み、事をも敬するゆえ功も立ち名も顕るるなり。

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大事に望みては、機会は是非、引き起こさざるべからず

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徳に勤むる者は、これを求めずして、財自から生ず。

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この始末に困る人ならでは、艱難(かんなん)をともにして国家の大業は成し得られぬなり。

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誠篤ければ、たとい当時知る人無く共、後世必ず知己有るもの也。

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人を相手にせず、天を相手にして、おのれを尽くして人を咎めず、我が誠の足らざるを尋ぬべし。

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租税を薄くして、民を裕(ゆたか)にするは、即ち国力を養成する也。

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我が家の遺法、人知るや否や、児孫のために美田を買はず。

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世のすべての人からけなされても落ち込まず、すべての人から褒められてもうぬぼれるな。

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命も要らず名も要らず、官位も金も要らぬ人は始末に困るものなり

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道は決して多端なものでない。まことに簡単なものである。ただ白と黒の区別があるだけである。

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間違いを改めるとき、自ら間違っていたと気付けばそれでいい。そのことを捨てて、ただちに一歩を踏み出すべし。間違いを悔しく思い、取り繕うと心配することは、たとえば茶碗を割り、その欠けたものを合わせてみるようなもので、意味がないことである。

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世の中で、人からそしられたり誉められたりするといったことは、塵のように儚く消え去ってしまうものである。

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己を尽くして人を咎めず。我が誠の足らざるを常にたずぬるべし。我を愛する心を以って人を愛せ。自己を許すが如く人を許せ。人を責めるが如く自己を責めよ。

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敬天愛人(天を敬い、人を愛する)

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断じて行えば鬼神もこれを避ける命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、始末に困るものなり。この始末に困る人ならでは、艱難をともにして国家の大業は成し得られぬなり。

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人は、己に克つを以って成り、己を愛するを以って敗るる。

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人間がその知恵を働かせるということは、国家や社会のためである。だがそこには人間としての「道」がなければならない。電信を設け、鉄道を敷き、蒸気仕掛けの機械を造る。こういうことは、たしかに耳目を驚かせる。しかし、なぜ電信や鉄道がなくてはならないのか、といった必要の根本を見極めておかなければ、いたずらに開発のための開発に追い込まわされることになる。まして、みだりに外国の盛大を羨んで、利害損得を論じ、家屋の構造から玩具にいたるまで、いちいち外国の真似をして、贅沢の風潮を生じさせ、財産を浪費すれば、国力は疲弊してしまう。それのみならず、人の心も軽薄に流れ、結局は日本そのものが滅んでしまうだろう。

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功立ち名顕るるにしたがい、いつしか自らを愛する心起こり、恐懼戒慎の意、緩み、驕矜の気、しばらく長じ、その成し得たる事業をたのみ、いやしくも我が事をし遂げんとまずき仕事に陥り、終に敗るるものにて、みな自ら招くなり。ゆえに己に勝ちて、見ず聞かざるところに戒慎するものなり。

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正論では革命をおこせない。革命をおこすものは僻論である。

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