ホラティウス(Horatius)
職業:詩人 誕生:紀元前65年12月8日 死没:紀元前8年11月27日 出身:古代ローマ
アウグストゥスと同時代に生きたラテン文学黄金期の詩人で、ウェルギリウスと並んで評価される。書簡詩『詩について』(Ars poetica)はアリストテレスの『詩学』と並んで、古典主義詩論で重要視された。このなかの一節「詩は絵のように(ut pictura poesis)」は、のちに絵画にも拡大され、近世詩論および絵画論に影響を与えた。また「征服されたギリシア人は、猛きローマを征服した(Graecia capta ferum victorem cepit)」という、有名な言葉を残した。
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ホラティウスの名言格言
乱世はすべてを惨めにす。祖父母より悪しき両親の時代が両親より劣れるわれらを生み、やがて、われらはわれらよりふしだらな子どもを生まん
生まれながらに欠点のない人間などいない。最上なのは、欠点が少ない人間だ
とりあえずは金を儲けること。徳は金の後
人間を四六時中、脅威にさらす危険には人間はさして注意せず
悪を避けることがすでに善であり、愚かしさからのがれることが、英知の第1段階である
放たれたことばは再び還らず
何ごとにも節度を守れ。何ごとにも中央があり、その線が適切のしるしなのだから。こちら側でもあちら側でもまちがいが起こる
苦しみによりてもたらさるる愉しみには害あり
最初から最後まで
何事にも節度を守れ。何ごとにも中央があり、その線が適切のしるしなのだから。こちら側でもあちら側でもまちがいが起こる
諦めてしまうと、癒しようのない不幸も和らげる
分別の心に、わずかな愚かしさを交ぜよ。時をえて理性を失うのは、いいものだ
人生は人間に、大いなる苦労なしには、何も与えぬ
未来がどうなるか、あれこれと詮索するのをやめよ。そして、時がもたらすものが何であれ、贈り物として受けよ
賢者となりて憤怒するよりも、瘋癲痴愚を装うがよし
絵画は言葉を持たぬ詩である
愛と笑いのないところには、楽しみもないはずだ。愛と笑いの中に生きよ
正しく生活すべき時期を先延ばしする人は、川の流れが止まるのを待つようなものだ。川は永遠に淡々と流れていく
時々精神の羽を伸ばすことは心地良い
隣人の家が火事のとき、汝自身の財産が危険にさらされる
すべての悲運の中においても、最も大いなる不幸は、昔幸福なりしことなり
何者が自由なりや?それは自己を節制しうる賢者なり
己自身を信頼するものは群集を指導し、かつ支配す
金は奴隷となるか、さもなくば主人とならん
貪欲な者は常に欠乏する
目標のある人は実力以上の力を発揮し、目標のない人は自分の実力さえ満足に発揮できない
十人十色の意見あり
逆運に勇ましき胸を向けよ
誰もが自分の選んだ運命や偶然与えられた運命に満足せず、他の道を歩んだ人々を羨むのはどういうわけだろう
思い切って始めれば、すでになかば仕上がったも同然だ。何をぐずぐずするか?ただちに取りかかれ!
悪徳からの逃避は美徳の始まり
遅かれ早かれ人間は皆死ぬのだ。ならば強敵に立ち向かって死ぬ方がいい。死んだ祖先や神々の神殿のために
いと些細な者に打ち砕かれ、はた高められる、称讃に飢えたる者の心は
酔いは万能だ。秘密を開き、希望を深め、無精者を戦場へ促し、気苦労を取り除き、新しい技術を教える
怒りは一時の狂気である。だからこの感情をおさえなければ、怒りが諸君をとっておさえることになる
最初よければ、半ば成れり
何故笑う?名前を置き換えたらお前のことではないか
自信を持つ者が人を導く
毎日自分に言い聞かせなさい。今日が人生最後の日だと。あるとは期待していなかった時間が驚きとして訪れるでしょう
知識はすばらしい著作の基礎であり、源泉である
もし私に涙を流させたければ、まず君自身が苦痛を感じることだ
汝の力に余る重荷を汝の肩に載せるな
現在を享楽せよ。明日のことはあまり信ずるなかれ
努めて簡潔さを求めると、曖昧になる。洗練を狙うと、力強さと気迫が失われる。荘重さを表に掲げると、誇張に陥る
お前の分別に一粒の愚かさを混ぜておきたまえ。時をみて馬鹿なことをするのもよいことだ