伊藤淳史の名言格言集

伊藤淳史(いとう あつし)

日本の俳優。2005年、原作本が空前のヒットを記録した『電車男』の主人公役で大きな話題を呼んだ。2015年公開の『映画 ビリギャル』での演技により、第39回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞。

伊藤淳史の名言格言

よく人から驚かれるんですが、僕は役者の仕事を始めて約30年になります。いまや記憶が定かではない子役の頃から仕事をしていて、高校や大学に通っていた時期も、そのあともずっとこの世界にいます。ただそれだけ長い間、取り組み続けても、まだ将来の方向性は定まっていません。僕はこういう役者を目指しているという明確な形って持っていないんです。とはいえ、そんな自分の状況をネガティブにはとらえていません。役者は、自分のやりたい形でなかなか仕事が出来る職業ではないと思っているからです。

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目の前の現場で勝負できなければ、次の作品に呼ばれる保証はありません。自分はこうあるべきという理想を決めるよりも、周りの人が求める形を作り込んでいくのが役者の仕事かなと思います。

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実際に旅行することも大切だけど、好きなものに没頭する時間を持つだけで仕事のオンオフもつく。

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弱さは誰の中にもあるものだと思う。抜け出せない暗闇にいるときは外部に頼っていいし、そうすることできっと新しい何かが見つかる。

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いい仕事をするためには、ときに仕事を忘れて何かに集中することが大事。新しい気持ちで物事をとらえられるようになるから。

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すべては周りの人たちの評価で決まります。いくら僕がこんな役を演じたいとか、こういう作品に出たいと考えても、監督や製作者の人たちが、「伊藤」と一緒にやりたいと思ってくれなければ依頼は来ません。なので、僕はいままで自分から仕事を選んだことはないんですね。頂ける仕事は全部受けて、1本1本の作品をちゃんとやろうと心がけ、いままで積み重ねてきました。

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自分からこれをやりたいと主張しない分、難しい役、想像もつかない職業の役は、いい刺激になるんです。どう演じようかと考えを巡らせて、やりがいを感じます。

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最近は、カフェやバーなどでスキマ時間を使って覚えています。以前は、周囲がにぎやかだとムリでしたけれど、追い込まれると頭に入るものですね。あちこちで会話が聞こえても、台本読みに集中できています。「できない」「ムリ」というのは、ただの思い込みだったと実感しました。

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