岡田武史の名言格言集

岡田武史(おかだ たけし)

職業:元サッカー選手、指導者 誕生:1956年8月25日 出身:大阪府大阪市

日本の元サッカー選手、サッカー指導者。選手時代のポジションはディフェンダー(センターバック)。1997年に日本代表監督に就任し初のFIFAワールドカップ出場に導き、1998 FIFAワールドカップ本大会でも指揮を執った。

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岡田武史の名言格言

「どうやって決断するか」といったら“勘”なんですよ。「相手のディフェンスは背が高いから、ここは背が高いフォワードの方がいいかな」とか理屈で決めていたらダメなんです。勘なんです、「こいつ(を使うん)だ」と。

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アフリカでは1日4万人が餓死していますが、自殺する人間はいません。一方、日本では年間3万人も自殺をしている。どうしてこんな豊かな国で人は自殺するのか。それは生きる力が落ちているからだと私は考えています。日本ほど、快適、便利、安全な社会では遺伝子にスイッチが入らないのです。

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僕は時間にもうるさいです。ミーティングに遅れてニヤニヤしている若い選手に 「みなに一言謝れ、どうして一人の人間として謝れない」 と言ったことがあります。

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日本人がいろいろなスポーツで世界で勝った時というのは、回転レシーブだったりウルトラCだったり、常に新しい発想から入っている。

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今、日本には才能だけなら昔より断然上の選手が、いっぱいいるんですよ。ところが、取り組む姿勢に物足りなさを感じてじれったい。あれだけ技術に恵まれた若い世代が本当に必死になってファイトできるようになったら、日本のサッカーはもっと強くなりますよ。

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監督の仕事というのは、正解のわからないことが多いですね。正解のない答えを求めて、考え続けるわけです。そして、現実の結果に対して責任を負う。それが、監督の仕事ですね。勝利という結果が出ればうれしいですけど、全てはプロセスが勝負なんです。スポーツとは、そういうものじゃないでしょうか。

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心から言った言葉は言葉以上のものを伝えるんですよね。だからベスト4にしても、ボクが本気でベスト4だと思ってないと伝わらないんですよ。本当にオレはそう思っているか?と自分にといかけて伝えるくらいの重みのある言葉は、必ず言葉の意味以上のものを伝えてくれる。

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一番大事なのは危機感と理念を全員で共有すること。

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どんな分野でもいい、何かひとつ、踏み出すことが大切なのです。人はちょっとしたきっかけで変わることができます。これこそが私が見つけつつある最大の秘密の鍵かもしれません。

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試合に出ないと伸びないという言葉があるが、そうは言い切れない。練習で力を付けないと試合に出る事、試合で活躍する事などはできないのだ。

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俺は監督として全責任を負ってこう考えている。お前は能力があると思うからここに呼んでいる。お前がやってくれたら非常にうれしい。でも、どうしてもやってられない、冗談じゃねえというのなら、しょうがない。非常に残念だけどあきらめるから出て行ってくれ。怒りも何もしない、お前が選ぶんだ

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知ってる? 自殺するのは人間だけなんだよ。動物は絶対自殺なんてしない、とにかく本能で生きてこうとする。人間は先のことを心配しすぎるから悩んで自殺しようと思っちゃうんだよ。先の事を考えても何がどうなるかなんて分からないんだから、今を一生懸命やるしかない。考えても仕方ないでしょ?

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僕が試合を見に行くときに注目しているのは、いかに選手がチャレンジしているかです。選手は当然、調子のいいとき、悪いときがあります。チームが勢いがないときは当然、選手のコンディションにも影響します。でも、本気でチャレンジしているかどうかはわかります。

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自由なところから自由な発想って出てこないんですよ。縛りがあるから、それを破って驚くような発想が出てくる。

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勝負の鉄則に「無駄な考えや無駄な行動を省く」ということがあります。考えてもしょうがないことを考えてもしょうがない。負けたらどうしよう。負けてから考えろ。ミスしたらどうしよう。ミスしてから考えたらいい。できることは足元にある。それをやらないと、目標なんか達成できない。

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企業は社会貢献しないと存在しないはず。だから誰を喜ばせたいのか、もう一度見直してみることも大事かもしれません。

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言われたことをこなすだけじゃ面白くもクソもないだろうという言い方をするんですけど、でもリスクを冒して失敗したらオレは怒るぞと。だからリスクなんですよ、怒られるからリスク。「リスクを冒して失敗しても褒めよう」なんてそれはリスクじゃなくなるんですよ、それは。

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スポーツも最初は真似から始まるって、ある程度のところまでは行く。でもそこから先は独自性がなければ通用しない。

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ボクはココが正しいポジションだと言う。「監督に言われたからここにいました」これでは選手じゃない。この傾向が(日本人は)外国人よりちょっと多い。

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監督の仕事でも、最後にものをいうのは直感。そういう感性はどん底を経験すると持ちやすい。

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戦術は特段変わったことはしていないと思います。すごいオーソドックス。ただ、やるべきことをきっちりやらせている。おそらく彼は選手のハートをつかむすべに長けている。選手との信頼関係を築き、こびを売るのではなく、一線を引きながらも選手を引き付けている。

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いまの若者は覇気がないといわれています。しかし、これは彼らにすべて責任があるわけではありません。いまの日本社会は、人間が家畜化しています。冷暖房が聞いている中、餌が流れてくる。苦労しないで生きていくことのできる家畜の目はトロンと緩むのは当然でしょう。

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サッカーって理論的に物事を考えていかなくてはならないんだけど、例えば、こっちの確率は42%でこっちは45%、そういうことはないわけ。だから最後は思い切りがいる。その思い切る精度を高めるために、自分はもう考えて考え抜くんです。

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サッカーなんて勝負事で相手も勝とうと必死でやっているのだから細かい原因なんて追究してもしょうがない。負ける事もある。

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僕はいつも敵のフォワードの1メートル前に1人、3メートル後ろに1人を位置取らせて、前に来るボールは前者がカットして、後ろに来るボールは後者がカットするようにしています。これをやるだけで失点が激減します。すると選手も「おお、なるほど。監督の言う通りにやったら勝てるなあ」となります。

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例えば2トップなんか、2人が開いているのは嫌いなんです。必ず1人がこうやったら、もう1人はこう動くというふうに基本的な約束事は作っておきたいと思う。

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走れるようになっても走らなきゃ意味がないんですよ。体幹トレーニングしていても体を当てなきゃ意味がない。

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サッカーっていうのは論理性なんですよ。もう論理的に確率を考えていくわけですよ。ひらめきでね。例えば1対0で勝ってる。あと10分守りきりたい時、長い目で見て確率では、ディフェンスのうまい選手がいた方が高いですよね。それだけでいいんだったら、確率を考えるだけで論理的に素晴らしいサッカー、いいサッカーになるんです。

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僕は中澤をキャプテンから外したじゃないですか。同世代で仲のいい俊輔、楢崎がレギュラーから外れたでしょ。彼らは仲がいいんですよ、親友なんですよ。そうしたら、あの2人がガッカリしているのに、俺だけキャプテンとして、さあ行くぞって元気よくいけるかなって思ってキャプテンから外したんです。

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物事の判断基準は「損か得か」「好きか嫌いか」「正しいか間違いか」などいろいろありますが、僕は様々な決断を下すときに必ず「この生き様は美しいか?」と自分に問いかけます。

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FC今治のオーナーになるにあたり、改めて今治の街を歩いてみたら、デパートだった場所が更地になっていたり、商店街がシャッターだらけだったり……。そこで、いくらサッカーで夢を実現しても、自分たちが立っている場所が廃れてしまったら意味がないと気づきました。どうせやるなら街ぐるみで元気にならないといけないというビジョンを持つようになったのです。

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自分の理想は、選手達が自分達のいいところをだして、生き生きと躍動するようなチーム。ミスを恐れて、こわごわサッカーしてるとか、淡々と自分のプレーをしてるとか、そういうのは好きじゃない。

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選手によく話すんですけど、究極のエンジョイってのは、自分の責任でリスクを冒すことだと。要するに、監督が「ここだ」と行ってる。でも「オレはここだ」。これで成功した時にこんなに楽しいことはないんですよ。

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命がけでやって、うまくいかなければそのときだと開き直った。

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人の心だったり価値観だったり考え方が変わらないと、次の時代は来ない。

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選手交代であれ、戦い方であれ、メンバーであれ、監督のいちばん重要なことというと、 「決断」 することである。そして、その決断が正しいか間違っているかなど、神様以外誰にもわからない。ひとりで全責任を負って 「決断」 するということは、本当に孤独な仕事である。

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ドイツで学んだ強さというのは、 「日本的な情を前面に出したら選手と上手くやれるわけがない。指導者と選手には明確な立場の違いがある。それを実行するには大変な覚悟がいる」 という風な事ですね。多数決原理を必要としない代わりに責任は重いし怖い面も多分にある。だけどその分面白いし、やり甲斐もあるという事なんじゃないかな。

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やはり自ら経験することは強い。だから僕は社員に自由にやらせる。

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動物は今を精一杯生きている。でも人間は、済んだことを悔やんで今できない。先のことを心配して今できない。俺はそういうのは大嫌いだ。今できることをやってくれ

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練習で100%の力を出さない選手は使わない。俺は監督だから11人しか使えない。使われなければやっていられないという選手は出ていってくれ。しかし力を出し切り、俺を嫌いでも、向かってくる選手を俺は見捨てない。1年間、面倒を見る。1試合も出られなくても、上手くなったと評価させる自信はある。

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イマジネーションとディシプリンのバランスを取るのが監督だと思っています。守備はディシプリンを強くし、攻撃は個人のイマジネーションをある程度尊重すべき。

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様々な経営者と話してみると、創業者は現場を見て感じて経営を行うようです。一方、経営コンサルタントや学者は、その結果から経営理論をつくりあげます。経営者が理論ばかりを過剰に参考にして、現場をおろそかにするとき失敗します。サッカーも同じだと思います。人から理論を学ぶことも大切ですが、それ以上に現場で私は感じたい。

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どんなリスクも死ぬ気になれば乗り越えられる。ならば、やれることをどんどんやっていくことが大事

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かつて私は世界の名門クラブの練習を定期的に見学し、何かを取り入れようとしました。優れた手法を学ぶことは間違いではないといまも思っています。ただ、世界の誰かがやっていることをそのまま真似しても、それ以上にはなれません。

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代表選手選考の基準は特徴のある選手であること。よく若手を起用しますねって言われるんですけれど、そういう意識は本当にないです。ただ、何を目指しているのかというと、W杯で勝つことです。つまり、僕が見なければならないのは、現在の力ではないんです。いまの時点の力だったら勝てないんですから。アジアレベルでは役に立つだろうけれど、世界に行ったらきついという選手もいます。でも、アジアと戦うときだけ利用して、世界に行ったらサヨナラということはしたくありません。

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僕は自分で経営をやってみて、初めは夜中にガバッと目が覚めるくらい危機感がありました。だから全部自分でやらないと気が済まなかった。でも、あるときスポンサーから「最近の岡田さん面白くない」と言われて、そうか、自分がすべきことはビジョンや夢を語ることだと気づいたんです。それで最近は社員に任せるようにしています。

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ギャンブルで一番面白いのは、金持ちが余ったお金でやるときではなく、なけなしの金でリスクを背負ってやるときだろう。これと同じように、自分でリスクを背負ってチャレンジするときこそ、スポーツの醍醐味があるはずです。監督の言われたとおりにやって、リスクを回避して上手くいっても、それは本当の喜びではありません。だからエンジョイしてチャレンジせよと言っているのです。

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人間は土壇場になったら強くなる。本当に人間って強いもんですよ。でも大体みんな、その前に諦める。諦めないで頑張ってたら、人間には底力ってあるもんです。

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うちはまだ社員数が少ないから、「失敗してもそこから学べ」というところがあります。これは僕のサッカーの指導方針でもあるんだけど、ときどき複雑な訳の分からない練習をする。そのときは分からなくても、後々の気づきが教えられるよりも深いんです。

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