18代目・中村勘三郎の名言格言40選

18代目・中村勘三郎(なかむらかんざぶろう)

、俳優。本名は波野 哲明(なみの のりあき)。屋号は中村屋。歌舞伎役者としては江戸の世話物から上方狂言、時代物、新歌舞伎から新作など、幅広いジャンルの役柄に挑み続けたことで知られた。

18代目・中村勘三郎の名言格言

一番のストレス解消は愛する人のそばに居ることである

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何のためにやるのかという意味がはっきり分かっていないと、そこにあるのは肉体だけだ

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身のうちから突き上げるように満ちてくるものなのです

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癌晴って参りました

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人生の成功とは、死ぬときに悔いが残らないこと

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ただ自分の居場所にじっとしてはダメなんですよ。外へ外へと出て行って巡り会って育てていかないと。机の前に座って情報を集めるだけではそこに熱がない

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歌舞伎からエログロ(わけのわからない魅力)を取ったら、何も残らない

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芸術と娯楽、両方あるのが歌舞伎。それが歌舞伎の強さ、奥の深さと思います

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(「カーテンコールをやろう」という父親に「歌舞伎にカーテンコールなんてないからやめた方がいい」と止めた時代を振り返ったときの言葉)お客さんの拍手が鳴り止まなくて、自然にカーテンコールになっちゃって。後ろからオヤジを見ていたら、もう涙があふれて止まらなくなっちゃった。僕はなんであんなことを言っちゃったんだろう。オヤジはこんな息子をどう思ったんだろうって、今でも頭をよぎることがあります

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(コクーン歌舞伎で名主(町内会長のような存在)の主人公・木内宗吾を演じた際の言葉)偉い人です。下と一緒になって一揆を起こすこともせず、上に付いて“もっと税金取りましょう”ともしなかった。権力に立ち向かったんではなく、正したんですから

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(コクーン歌舞伎で義太夫(三味線に乗せて歌うナレーション)をなくし、代わりにラップを導入した時の言葉)稽古でいとうさんがラッパーの人に“ここはこういう心情だから音を高く”と注文している姿を見て、歌舞伎はこうやって生まれてきたんだ、と思いましたね。歌舞伎の型は昔からあると誤解している人が多いんですけど、江戸時代にこうして作者や下座音楽が考えて型が生まれたんですよ

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(7歳で父・十七代目勘三郎の稽古を受けて「どう、難しい?」という記者の問いへの言葉)うん、だけどいい気持ちよ

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形というのは、ピタリと決まる体と手の位置が、その人にしかできない独自の美しさまで到達したもの。そこに役者の心が入るのです

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人間の本質は変わらない。でも時代は変わる。だから、立ち止まるわけにはいかないと思います

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初舞台が3歳でしょ。他の職業の家庭では考えられないほど早いうちから家業の真ん中にいますから、芝居をとったらゼロ、何も残りませんよ(笑い)。父の十七代目勘三郎は実に稽古(けいこ)の厳しい人でしたし、私にもそれが大事であることは伝わってました

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(歌舞伎の中に残っている「日本の心」について)いろいろなものがあるかもしれませんが、やっぱり“自己犠牲”の心じゃないでしょうか。『寺子屋』にしても『熊谷陣屋』にしても、他人のために自分の子供を殺すわけですから、究極の自己犠牲です。これはなかなかよその国ではわかってもらえない

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50歳は歌舞伎の世界では若うございます。端から勉強しなおし、芸道に精進させていただきます

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(中村勘三郎氏のモットー)守る 壊す つくる

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形を極め、型を破ることを続けてきたから今日がある。挑戦です

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(拍手鳴りやまず、再び開いて言った一言)これ、いつもは開けないんですが、今日は、お月様がきれいなんで

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(長男の現勘九郎、次男の七之助の初舞台を控えた時の言葉)(自分の初舞台は)子供心にもいい気持ちになったのがついこの間のようなのに、もう27年もたったんですね。親としては何か落ち着きません

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(テレビは)流れ作業で、時間が無くなってくると、ちょっとしたミスくらいはOKでしょ。ぼく、やっぱり芝居に出たい

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ただ、役者として立派なだけじゃあダメ。人間としてもちゃんとしてもらいたい。僕のおじいさん(六代目尾上菊五郎)は“偉い人でも物乞いでも、対する時は同じ態度であれ”とおふくろを育てたそうですが、おやじ(十七代目中村勘三郎)もまったく同じ方針でした。僕と女房も、それだけは息子たちに伝えたいと思っています。誰に対しても態度を変えない。そして情がある。そんなことを伝えていけたならうれしいですね

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流れ作業で、時間が無くなってくると、ちょっとしたミスくらいはOKでしょ。ぼく、やっぱり芝居に出たい

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そもそも歌舞伎は江戸時代、その時代を代表する格好いいものだったはずなんですよ。ラップもそうでしょ? こういう試みが若い方からどんな反応を引き出すのかも楽しみですね。せっかく渋谷で、しかもコクーン歌舞伎でやるわけだから、いろいろな挑戦をしてみたいと思っています

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役者というのは何と旬の短いものか。体と心、どちらもきっちり自分のものになる時期を自分で獲得しなければならないのです

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テントでの芝居をいつかやりたいという願望は消えなかった。それが5年前の平成中村座立ち上げの原点ですね。浅草の隅田公園に江戸時代の芝居小屋のような仮設劇場を設営して「法界坊(ほうかいぼう)」をかけましたが、それはやはり古典を続けてきたからこそ、お客様に喜んでいただける破り方ができたのですね

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型をしっかり覚えた後に、初めて”型破り”になれる。型が無いままやるのは、ただの型無し

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(人間国宝の中村又五郎氏について語った言葉)又五郎のおじさんには小さなころからとてもかわいがっていただいたんですが、『佐倉義民伝』にお願いして出ていただいたときは、体力もなくなっておられました。甚兵衛が宗吾を力いっぱい引きとめるシーンなどでは、その力が入らない。でも客席で見ていた女房は“おじさんは万力で止めているように見えた”って言うんですよ。芸の力って大きいですねえ

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どんな名作でも忘れられていく。むなしさはあっても、絶対に気を抜かない。全力を尽くさないと、嫌なんだなあ

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男と女が好きになって、いろいろあってもいいじゃねえか。理にかなってるから“可倫”だよ

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焦ったって本人が不安なら、見ている人は面白くも何ともないんですよ。機は熟す。身のうちから突き上げるように満ちてくるものなのです

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(米ニューヨークで「夏祭浪花鑑なにわかがみ」を上演した時の言葉)体が震えるような興奮を覚えた。単なる伝統芸能ではなく、人間の魂が交差するドラマとして見てくれた

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人間って一人で仕事をしていることってないですね。たとえ山の中で黙々と一人で木を切っていたって、親とか師匠とかの視線を心の中に持っている。ずさんな仕事をすればあとで仲間に伝わる

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(食道がんのため療養中だった中村勘三郎氏が息子である中村勘九郎氏の舞台にサプライズ出演した時の言葉)必ずまた帰ってまいります

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型をしっかり覚えた後に、『型破り』になれる

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芝居と言うものは、その演目を観に行くところから既に芝居の一部が始まっており、お客さんが体験する空間は、家路へと向かう劇場の扉を開けた瞬間から徐々に閉じられてゆく…だからこそ、お客さんのおもしろいと思う芝居を提供しなければいけない

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歌舞伎では積み重ねが大事だし、人生経験も生きてくるものなんです

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(子育てで二人の息子たちに伝えたかったこと)とにかく芝居だけは大切にさせたいと思い、厳しく育てたつもりです。歌舞伎役者の家ですからそれは当然ですが、この前息子たちが“孫ができても、僕たちを叱ったときのようにやってくれなきゃダメだよ”って言うんですよ。そう言ってもらえてよかったと思います

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体験できないことでも勉強して自分のものにすればいい。僕は、知ったかぶりがいちばん良くないと思っています

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(コクーン歌舞伎が16年目を迎えた時の言葉)十八代目中村勘三郎の原点と言えます。これが歌舞伎だと思うことを作った…。『熊谷陣屋』の熊谷直実が言うせりふに“16年はひと昔、ああ、夢だ”というのがあるんですけど、まさにそんな感じですね。よくあの時に串田(和美)さんと始めたな、と思いますし、生まれた時代がよかった、とも思います。僕の先輩達の時代では、きっと(現代演劇の演出家に依頼することは)できなかったでしょう

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体で分かり、心で分かり、そして演じる機会が訪れる大切さ。焦ったって本人が不安なら、見ている人は面白くも何ともないんですよ。機は熟す。身のうちから突き上げるように満ちてくるものなのです

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僕の場合、子どもも芝居やってるんですよ。僕の親も芝居やってたから、自分はその間の中継ぎって感じで生きていますね。うちのオヤジがやったことが、僕の肉体や考えを通して子どもに伝えられていく。先輩の芸を後輩に受け流しているような気がします

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