ポエム
タイトル:BLEACH 作者:久保帯人 出版社:集英社 連載:週刊少年ジャンプ 連載期間:2001年 – 2016年

タイトル:BLEACH 作者:久保帯人 出版社:集英社 連載:週刊少年ジャンプ 連載期間:2001年 – 2016年
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BLEACHのポエム
生きることと 生かされることに違いは無い 死ぬことと 殺されることに違いが無いように
一歩踏み出す 二度と戻れぬ 三千世界の 血の海へ
僕がこんなにも若く こんなにも未熟であるということが 老いさらばえ 完全無欠である大人達には どうにも許し難いことのようなのだ
一緒に数えてくれるかい 君についた 僕の歯型を(月島秀九郎)
あたしの心に 指を入れないで
時は常に背後から迫り 唸りを上げて眼前に流れ去る 踏み止まれ 時がお前を 美しい世界へ押し流そうと どれほど牙を剥こうとも 前を見るな お前の希望は 背後に迫る 冥冥たる濁流の中にしかない
僕は、ついてゆけるだろうか 君のいない世界のスピードに
確信した正義とは、悪である 正義が正義たり得る為には 常に自らの正義を疑い続けなければならない(東仙要)
人は皆すべからく悪であり 自らを正義であると錯覚する為には 己以外の何者かを 己以上の悪であると 錯覚するより 他にないのだ(東仙要)
腐敗は我が友 夜は我が僕(しもべ) 鴉(からす)にこの身を啄(ついば)ませながら 楡(にれ)の館でお前を待つ(バラガン・ルイゼンバーン)
失くしたものを 奪い取る 血と肉と骨と あとひとつ(ヤミー・リヤルゴ)
心在るが故に妬み 心在るが故に喰らい 心在るが故に奪い 心在るが故に傲り 心在るが故に惰り 心在るが故に怒り 心在るが故に お前のすべてを欲する(ウルキオラ)
愆(あやま)つは、人 殺すは、魔(おに)(アヨン)
恐れることは ただ一つ 恐れを知らぬ 戦士と為ること(檜佐木修兵)
人を美しいとは思わないけれど 花を美しいとは思う 人の姿が花に似るのは ただ斬り裂かれて倒れる時だ
信じるのは、まだ早い(平子真子)
産まれ堕ちれば、 死んだも同然
私に翼をくれるなら 私はあなたのために飛ぼう たとえば この 大地のすべてが 水に沈んでしまうとしても 私に剣をくれるなら 私はあなたのために立ち向かおう たとえば この 空のすべてが あなたを光で射抜くとしても(ネリエル・トゥ・オーデルシュヴァンク)
俺達は虫 不揮発性の 悪意の下で 這い回る蠕虫 首をもたげる 月より高く 憐れなお前等が 見えなくなるまで(ノイトラ・ジルガ)
王は駆ける 影を振り切り 鎧を鳴らし 骨を蹴散らし 血肉を啜り 軋みを上げる 心を潰し 独り踏み入る 遙か彼方へ(グリムジョー・ジャガージャック)
世界一嫌いだと言ってくれ(ザエルアポロ・グランツ)
その疵深し、海淵の如し その罪赤し、死して色無し(志波海燕)
ただ執拗に 飾り立てる 切り落とされると知りながら だた執拗に 磨き上げる 切り落とされると知りながら 恐ろしいのだ 恐ろしいのだ 切り落とされる その時が 切り落とされた その髪は 死んだあなたに 似てしまう(チルッチ・サンダーウィッチ)
主よ、我々は 孔雀を見るような目つきで あなたを見る それは期待と、渇仰と 恐怖に似た底知れぬものに 縁取られているのだ(ドルトーニ・アレッサンドロ・デル・ソカッチオ)
私達 一つとして 混じりあうものはない 二つとして 同じ貌(かたち)をしていない 三つ目の 瞳を持たぬばかりに 四つ目の 方角に希望はない 五つ目は 心臓の場所にある
私の胸に深く突き刺さるその声は 鳴り止まぬ歓声に似ている(ルピ・アンテノール)
我々は皆 生きながらにして死んでいる 終焉は常に 始まりの前から そこに在るのだ 生きることが 何かを知り続けることならば 我々が最後に知るものこそが終焉であり 終焉をついに見出し 完全に知ることこそが 即ち死なのだ 我々は何かを知ろうとしてはならない 死を超越できぬ者は 何ものも知ろうとしてはならないのだ
俺たちは滝の中の魚 俺たちは籠の中の虫 俺たちは波濤の残骸 髑髏の錫杖 力の奔流 それを呑む鯨 俺たちは五本角の雄牛 俺たちは火を吹く怪物 泣き叫ぶ子供 ああ 俺たちは 月光に毒されている(斑目一角)
我等の世界に意味などなく そこに生きる我等にも 意味などない 無意味な我等は 世界を想う そこに意味は無いと知ることにすら 意味など無いとい うのに(ウルキオラ)
この世のすべては あなたを追いつめる為にある(平子真子)
美しきを愛に譬ふ(たとう)のは 愛の姿を知らぬ者 醜き愛に譬ふ(たとう)のは 愛を知ったと驕る(おごる)者(市丸ギン)
そう、何ものも わたしの世界を 変えられはしない
あなたの影は 密やかに 行くあての無い 毒針のように 私の歩みを縫いつける あなたの光は しなやかに 給水塔を打つ 落雷のように 私の命の源を断つ
血のように赤く 骨のように白く 孤独のように赤く 沈黙のように白く 獣の神経のように赤く 神の心臓のように白く 溶け出す憎悪のよう に赤く いてつく傷歎(しょうたん)のように白く 夜を食(は)む影のように赤く 月を射抜く吐息のように 白く輝き 赤く散る(四楓院夜一)
降り頻る太陽の鬣(たてがみ)が 薄氷に残る足跡を消してゆく 欺かれるを恐れるな 世界は既に欺きの上にある(日番谷冬獅郎)
ぼくは ただ きみに さよならを言う練習をする( 吉良イヅル)
軋む軋む(きしむきしむ) 浄罪の塔 光のごとくに 世界を貫く 揺れる揺れる 背骨の塔 堕ちてゆくのは ぼくらか空か(山田花太郎)
誇りを一つ捨てるたび 我等は獣に一歩近づく 心を一つ殺すたび 我等は獣から一歩遠退く
我々が岩壁の花を美しく思うのは 我々が岩壁に足を止めてしまうからだ 悚(おそ)れ無き その花のように 空へと踏み出せずにいるからだ
届かぬ牙に 火を灯す あの星を見ずに済むように この吭(のど)を裂いて しまわぬように
俺達は 手を伸ばす 雲を払い 空を貫き 月と火星は掴めても 真実には まだ届かない(志波岩鷲)
ああ おれたちは皆 眼をあけたまま 空を飛ぶ夢を見てるんだ(志波空鶴)
錆びつけば 二度と突き立てられず 掴み損なえば 我が身を裂く そう 誇りとは 刃に似ている
我々は涙を流すべきではない それは心に対する肉体の敗北であり 我々が心というものを 持て余す存在であるということの 証明にほかならないからだ(朽木白哉)
ぼくたちは ひかれあう 水滴のように 惑星のように ぼくたちは 反発しあう 磁石のように 肌の色のように
もし わたしが雨だったなら それが永遠に交わることのない 空と大地を繋ぎ留めるように 誰かの心を繋ぎ留めることができただろうか
人が希望を持ちえるのは 死が目に見えぬものであるからだ
我等は 姿無き故に それを畏れ
そう、我々に運命などない 無知と恐怖にのまれ 足を踏み外したものたちだけが 運命と呼ばれる濁流の中へと 堕ちてゆくのだ
剣を握らなければ おまえを守れない 剣を握ったままでは おまえを抱き締められない
人は皆、猿のまがいもの 神は皆、人のまがいもの
不幸を知ることは怖ろしくわない怖ろしいのは過ぎ去った幸福が戻らぬと知ること(松本乱菊)
変わらぬものは 心だと 言えるのならば それが強さ
髪も爪も みな宝物のように 美しく飾り立てるのに なぜ自らの体から切り落とされただけで 汚く不気味なものとなってしまうのだろう 答えは簡単 それらは全て 自らの死した姿に ほかならないからだ(チルッチ・サンダーウィッチ)
犠牲無き世界などありはしない 気付かないのか 我々は 血の海に灰を浮かべた地獄の名を 仮に世界と呼んでいるのだ(ティア・ハリベル)
伏して生きるな 立ちて死すべし(山本元柳斎重國)
君が明日 蛇となり 人を喰らい 始めるとして 人を喰らった その口で 僕を愛すと 咆えたとして 僕は果して 今日と同じに 君を愛すと 言えるだろうか(市丸ギン)
BLEACHの登場人物一覧
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