【チ。】異端者の名言・名セリフ

【チ。】異端者の基本情報

タイトル	チ。-地球の運動について-
キャラ	異端者（いたんしゃ）
概要	輸送中にグラスを説得し、共に脱走する。ノヴァクの攻撃からオクジーを庇って死ぬが、フベルトの首飾りと研究資料をオクジーに託す。
タグ	歴史/戦記,青年,小学館,ビックコミック
外部リンク	TVアニメ「チ。 ―地球の運動について―」公式

君らこそ一度考え直すべきじゃないか？現状のC教は本当に君らを救うのか。ーーというか、そもそも彼らの言う天国など本当に存在するのか？

君らはこの世の絶望から目を逸らすために、あるかもわからぬ天国に逃げてるだけじゃないのか？

人は悲劇を肥やしに、時に新たな希望を生み出す。

その場しのぎの慰めなんか現実を変えやしない。だが、芯から湧き出た苦悩は、煮詰められた挫折は、或いは君の絶望は、希望に転化し得るのだ。

ふっ。“異端”か。君がそう呼ぶ者を何故恐れるかよくわかるぞ。異端が理解不能だからではない。むしろ逆だ。君自身が心の底では、天国を信じ切れていないからだ。

しかし君は、いや人類は正面から向き合うべきだ。麗しの天国なぞ、ないのかもしれないという事に。だがこの地球は天国なんかよりも美しいという事に。

君だって、本当は信じたいだろ？この星は生きるに値する素晴らしい何かだと。

さて、事態を理解しているかね。今夜、君達はこれから少しの間だけ、恐らく人生で初めて、自らの運命を変える挑戦権を得ている。

一生快適な自己否定に留まるか、全てを捨てて自己肯定に賭けて出るか、どちらを選ぶも自由だ。さァ、どうする。

歴史が君を必要としたからだ。頼む。