井上道義の名言格言29選

井上道義(いのうえ みちよし)

職業:指揮者、ピアニスト 誕生:1946年12月23日 出身:東京都

2007年1月から2018年3月までオーケストラ・アンサンブル金沢音楽監督、2014年4月から2017年3月まで大阪フィルハーモニー交響楽団首席指揮者を、それぞれ務めた。80年代前半は、TBS「オーケストラがやってきた」指揮者、後半には、NHK「徹子の気まぐれ音楽会」また、教育チャンネルの「第九を歌おう」シリーズを監修指揮、再々放送が行われ、10万部以上の楽譜と共に第九ブームに拍車をかけた。

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井上道義の名言格言

今は作曲をやってます。作曲は素人なのですごく時間かかる。思いっきり休みをとって、その時間ずっとやってます

僕の時代はビートルズ世代なんだろうけど、ビートルズが使っている音楽はみんなバッハとか、そっちのほうから来ているのは明らかだし、だったらそっちをやったほうがいいと思いましたよね

クラシックが面白いのは死んでる人と話せることね。クラシック音楽って、過去の作曲家たちが書いた楽譜が残ってて、それを今、よみがえらせるわけですよね。楽譜だけじゃ音楽にならないから、自分の力でよみがえらせる

忍耐力は自分でもあると思うけど、確かに飽きっぽいです

いろんな国の人たちが切磋琢磨して作ってきた歴史、結果なんだから、いいあり方、いいバランスっていうのは決まってる。地球のバランス、宇宙のバランスと同じように、音楽のバランスっていうのはだいたい決まっていると思います

日本の音楽会は裾野がとても広がっており、世界にも誇れるほど。だが、先端をいく我々プロフェッショナルの音楽家がもっと先端を行かなければいけない

僕は音楽会っていうのは舞台だと思ってます。人間は目からも音が聞こえていると思うんです

舞台に出た時から、僕は僕でしかないから、究極的に自分でいようと。クラシックは愛されなくてもいいけれど、つまらないとは思われたくないな

「今日だけかもしれないから、大切に聴いてください」って。良いような悪いようなコメントだなぁと。クラシックって、馴染みのない人にとってはそういうことなんだなぁと。だからこそ、<オーケストラピクニック>では、クラシックの取っ付きやすさと取っ付きにくさを両方感じさせることがでいたらと思ったんですよね

定年のない仕事をやりたいと思って始めたんですけど、もう手が腱鞘炎で痛い、痛い。一回音楽会やると、手が上がんなくなるぐらい痛い

知っている曲があるから子どもが喜ぶかっていうと、それは大人が思っているだけで、子どもは知らないものばっかり毎日見ているんですよ

僕はやっぱり、音楽を通しての自分の開放とかそういうことじゃなくて、感動が欲しくてしょうがないのね

僕らの世界で有り難いのが拍手ってのがあってね。あれは録音だけで仕事している人にはないでしょうね。オーケストラの人にも、拍手っていうのは一日の終りとしてきっと必要だし、その時の達成感、得られる喜びっていうのは本当に嬉しいよね

ある日、突然学校の朝礼時に、と滝に打たれたように感じ、同時に、そんな肯定的な感覚を死ぬまで持ち続ける人間になりたいと願った

クラシック音楽をやる限りは、演奏は普通に王道を取るほかない。王道を取らないと、結局感動もしないし、後にも残らない。

2か月、勉強もせず考え続けた。100余りの可能性を書いては消しての消去法。その結論が「指揮者というものに向かって死に物狂いで挑戦する!」だった

人間てのは自然の中にある。数学だろうが物理だろうがみんな自然と関わっているし

僕は音楽でも、明らかにウケ狙いという時があります

今の自分の状況が、非常に有り難いものが与えられているっていう、自分の人生を肯定できるような状況が感動を生むんだと思うんですよ

音楽は最初は自然の模倣から始まってるんだよね。鳥の声、それから寒いっていう感じを何か別の形で表そうとか、暑いっていう感じをどうやったら絵に描けるかとか

やってるうちに人間って変わるもので、思春期に指揮者の勉強をはじめたら、変わって行くのが自分でもわかって

他のもので一つのことを表そうとするところから、いろんなものが始まるんじゃない?

相手が変わる、昨日は東京でやった、今日はこうして名古屋の方に来る、そういう環境の違いがすごく嬉しいよね

(京大のオーケストラについて)いつも非常によく考えて練習に来てくれて、パートリーダーや先輩がうまい具合に演奏の質を上げる方法を知っているらしくてそういうのもいいですよね

敷居の高さはね、クラシック音楽にはやっぱりあるんですよ。でも入りにくさっていうのは、奥深さにも通じることです

勉強していたときよりも、指揮者になっちゃってからのほうが大変だった。なりたい指揮者になっちゃったわけだから、もう人生終わりですよ

人を好きな気持ちとか抱き締めたいとか、そんな気持ちはそのまんま入ってても全然面白くないんだよな。それをどういう風に言うか、どういう場所で言うかとか、いろいろなことを考えながらみんな生きてるんだよな。そういうところから文化というのは始まるんじゃないかな

どんな演奏を聴いてもらっても、俺のは異端では全然ないと思います

ほどほどじゃダメ。とことん