山中伸弥の名言格言51選

山中伸弥(やまなか しんや)

職業:医学者 誕生:1962年9月4日 出身:大阪府枚岡市(東大阪市枚岡地区)

京都大学iPS細胞研究所所長、教授、カリフォルニア大学サンフランシスコ校グラッドストーン研究所上席研究員、日本学士院会員。学位は大阪市立大学博士(医学)。その他称号としては京都市名誉市民、東大阪市名誉市民、奈良先端科学技術大学院大学栄誉教授、広島大学特別栄誉教授、ロックフェラー大学名誉博士、香港大学名誉博士、香港中文大学名誉博士など。文化勲章受章者。「成熟細胞が初期化され多能性をもつことの発見」により2012年のノーベル生理学・医学賞をジョン・ガードンと共同受賞した。

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山中伸弥の名言格言

偉い先生が悲惨な講演をするのも見た。やっぱり発表は大事です

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面接の最後、やぶれかぶれ正直に、「ぼくは薬理のことはなにもわかりません。でも、研究したいんです! 通してください!」って声を張ったんです。だいぶ後になってこのときの面接の先生から「あのとき叫ばへんかったら落としてたよ」といわれました

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ガードン先生は美しい髪の毛をしていてうらやましい

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仕事だけしていると、効率が悪くなると思います。飽きて集中力が落ちますから。ときどき仕事とはまったく関係ないことに没頭したほうが気分転換になるんですよ

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感謝したい人を挙げたら、それだけで何冊も本が書ける

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日本の研究に対する信頼が揺らいでいる状況で、このようなご報告をしなければならないこと、心よりおわび申し上げます。論文の報告内容については、一点の曇りもございません

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研究をやめかけた時、奈良先端科学技術大学院大に拾ってもらい、一度死にかけたんだから何か面白い難しいことをやろうと思った。それも良かった。僕の大胆な思いつきにもかかわらず、研究室の人たちが本当に一生懸命実験をしてくれた。それぞれがたまたま1カ所でクロスした。それがなかったらiPS細胞はいまだに、少なくとも僕のところではできていないと思います

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研究は、最初から社会の役に立つようにしようと意識しすぎると、浅いものになりがちです。みんなが実用化間近の研究ばかりやりだすと、将来のイノベーションの芽が摘まれてしまいます

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研究不正を防ぐ方法は研究ノートのつけ方を徹底させることだ。機構ではノートをチェックする人の雇用も含めて対応してほしい

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受賞すると思っていなかったので家にいた。洗濯機がガタガタ音がするので直そうとしていたところ、携帯電話が鳴ってそれが英語だった。それで知った

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スポーツ外傷の患者さんを治療する専門医になりたい

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私も報道を見ていて本当に心を痛めていました。素晴らしい小保方さんの報道、これは私も大歓迎。私も娘がいまして、いま医者を目指していますが将来研究するかもしれない。うちの娘も小保方さんのように素晴らしい研究者、素晴らしい発想をもってもらいたいなと思いました

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やるかやらないかの選択を迫られたとき、やらなくて後悔するくらいなら、やってから後悔しようといったメッセージには、とても共感しました。新しいチャレンジをすると、とりあえずがんばろうと思えますが、チャレンジをやめるとそこから先へ進むことは決してできないからです。いまでも新しいチャレンジをするように心がけています

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研修期間の二年間ずっと「ジャマナカ」です。「お前はほんまに邪魔や。ジャマナカや」といわれつづけました。(中略)しかし、ここで壁にぶつかったことが、研究者という新しい道につながったのです

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本当は僕はもっと面白い人間と思うが、これだけの方を目の前にすると、総長(学長)も横に座っているが、なかなか言えない

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研究者は役に立つかわからないものを研究すべきだし、科学研究費助成事業(科研費)のように、海のものとも山のものともつかない研究を支援する仕組みが、国全体の技術力を維持するうえで非常に大切です

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僕の大胆な思いつきにもかかわらず、研究室の人たちが本当に一生懸命実験をしてくれた。それぞれがたまたま1カ所でクロスした。それがなかったらiPS細胞はいまだに、少なくとも僕のところではできていないと思います

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大きな課題は、研究者自身の中にある「稼ぐことへのアレルギー」でしょう。工学部のように、実用化できる技術を開発しようという意識が先生方の頭にある学部は良いのですが、理学部は対照的です。「研究の目的は真理の探究であって、実用化などとんでもない」という先生もいらっしゃる

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今の日本のiPS研究は1勝10敗

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ここで研究をやめたら、臨床医の世界から逃げ出して以来、二回目の挫折になる。それはあまりにも情けない。研究をつづけるべきか迷っているうちに、朝も起きられなくなっていきました

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亡くなった父の形見の腕時計を母がつけてくれるので、父も今日は一緒に喜んでくれると思う

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どっちをとるかという究極の選択が進化の過程であった。人間のように50年以上も生きるようになってしまうと、十数歳まで生きないと次の世代に子供を残せない

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だからその十数年の間、がんを発生させない必要があって、そのために涙を呑んで再生能力を犠牲にしたのではないか?――と一人納得して思っている

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大事なのは少しでも多くの知的財産を生み出すことで、欧米に対する競争意識を保ち、その競争意識を研究の促進へと繋げていくことです

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理系離れは深刻です。日本では研究者の地位があまりに低い。若い人たちに研究者が魅力的な仕事に見えていません。このままでは担い手がいなくなってしまうと懸念しています。米国は日本の逆です。研究者の社会的地位が高い。ハードワークなのは日米同じですが、ちゃんとした家に住んで、ホームパーティーを開いて、楽しく暮らしている人が多いのです。給料そのものも高く、ベンチャー企業とのつながりも強い。米国では研究者が憧れの職業なのです

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高く飛ぶためには思いっきり低くかがむ必要があるのです

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研究はマラソンに似ています。フルは4、5回走っていますが(過去にやった)柔道やラグビーとはちょっと違いました。勝ち負けだけじゃない。今私たちがやっている研究は海外の超一流大学との競争になっています。研究で負けるというのは論文発表で先を越されることなんですが、たとえそうなっても、あきらめず最後まで走り抜き、きちっと論文や特許を出していく。研究者にはそういう使命があります

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何が良いのか悪いのかすぐには分からない。一喜一憂せず淡々と頑張るしかない

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いつも最新の論文を読んでおられて、やはり科学者はこうだということを教えられた

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私は、本当に誰もやっていないことだったら、どんな研究でも価値があると思っています。だからこそ、若い研究者には、誰かの真似ではないか、繰り返しではないか意識してもらいたいのです。本当のイノベーションは未知の領域でしか見つからないのです

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研究者が自分の研究が本当に新しいか、誰かの真似になっていないかを常にチェックする必要があります。大阪市立大学大学院に在学中、助教授に言われた言葉が印象に残っています。それは、「阿倍野の犬実験になるな」です。日本の研究の多くは、「米国の犬がワンと鳴いたという論文があるが、日本の犬もワンと鳴いた」というものです。さらに日本の犬がワンと鳴いたという論文を見て、「阿倍野の犬もワンと鳴いた」と書く。研究者は油断すると、他人の方法論を真似て、阿倍野の犬のような論文を書いてしまう。こういう研究からイノベーションは生まれません

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僕は基本的に飽きやすい性格で、すぐに新しいことをしたくなってしまう。今までは、好きなことをやっていたらいい、僕の人生や、という感じだった

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9回失敗しないと、なかなか1回の成功が手に入らない

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日本では創造的な仕事をしているかよりも、話がうまいとか、有力な研究室の出身かどうかなどで評価される。やる気のある若い人にきちんとチャンスが与えられる環境づくりが必要だ

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日本が生きていく大きな道のひとつは、科学技術立国だと考えています。研究者や技術者はみな、科学技術立国たる日本を背負っているのだと自負しています。若くて柔軟な人が次々と研究に従事するようになれば、もっと伸びていくでしょう

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家族の支えがないと研究は続けてこられなかった。家内は自分の仕事を中断し、英語の分からない娘も一緒に、留学先の米国までついてきてくれた

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一番の重傷は大学で膝の靱帯(じんたい)を切ったことですが、それ以外にも鼻や足の指、手首など骨折だけで10回以上しているんですね。その度に整形外科のお世話になりました

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特許が難しいのは、新しい知見を発見した当時は、将来化けるかどうか検討がつかないことです。特許申請には多少なりとも費用がかかるため、大学は厳選して申請するのが普通です。ただ、稼げる技術に育つ知見を選択して申請することは困難です。もしかすると、宝の卵をふるい落としてしまっているかもしれません。ですから、なるべく多くの特許を申請する必要があると考えています

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日本人の技術者は間違いなく世界一です。器用さ、勤勉さ、創意工夫、チームで取り組む努力など、研究者として重要な素養を備えています。現在は米国にも研究室を構えているのですが、日本人は素晴らしいと痛感しています

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再生能力というのは、がんになるのと紙一重だと思っている。高い再生能力を持っているということは、同時にがんがすごくできやすいということなのではないか

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企業の研究所では、論文を発表する前に知財を押さえます。私たちもiPS細胞(人工多能性幹細胞)を発見したときは、論文を書きたくありませんでした。論文を書いたら、ライバルの研究者たちがこぞって追いかけてくるのがわかっていたからです

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講演では最低1回、会場の笑いを取るように心がけている

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日米両国を行き来して感じるのは、米国では科学者は多くの若者たちのあこがれの的だが、日本ではそうなっていない。どうしたら、この日米の溝を埋めていけるのか考えている

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科学者として成功するためには「VW(ビジョン&ワークハード)」が大事だと恩師から教わりました

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研究者は知財を意識しておく必要があります。ただ、知財に関する専門知識を研究者が持つのは不可能に近い。知財の専門家を大学に抱えるべきです。良い技術が出てきたときに、実用化まで持っていくには、知財の専門知識があり、厚生労働省などの規制当局と早期から交渉できる人材が必要です。日本の大学の研究者がよい論文を発表しても、事業としての成果は米国企業に取られかねません

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特許は山ほど取っていかなければならない。iPS細胞には、色んなステップで複数の特許が絡んでくる。すべての特許を取得するのは不可能だが、重要な特許を数多く取ることが必要不可欠だ

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「もっと医学に関係することをやったほうがいいんちゃうか」と言われ、自分でも「何か人の役に立っているのかな」と自信がなくなっていきました。半分うつ状態になって朝も起きられなくなり、研究をやめる直前までいきました

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研究というのはアイデアひとつ、努力で色々なものが生み出せる。日本は天然資源が限られている現実があるが、研究成果は無限に生み出せる。それが国の非常に大きな力にもなるし、病気で苦しんでおられる方の役にも立つ。一人でも多くの方が研究に参加してほしい。そのような人が安心して研究できるような環境を、私たちがさらにつくっていきたい。それに微力ながら貢献したい

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米国で習った一番大切なことは、研究者として成功するには「ビジョンとハードワーク」、つまり目標をはっきり持ち、一生懸命やることです。当時のロバート・メイリー所長が教えてくれました。これは当たり前のようで難しい。日本人は勤勉なのでハードワークは得意です。でも、ビジョンがなければ無駄な努力になってしまう

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何度も読んだのは『仕事は楽しいかね?』(きこ書房)です。(中略)結局、この本のタイトルの通り、仕事も楽しむしかないのかなと思っています

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メンバーが本当に、「心」で動いてくれないとダメですね。決して給料が高いわけでもなし、ミッションは難しく、時間もかかる

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