稲垣足穂の名言格言14選

稲垣足穂(いながき たるほ)

職業:小説家 誕生:1900年12月26日 死没:1977年10月25日 出身:大阪府大阪市船場

1920年代(大正末)から1970年代(昭和後期)にかけて、抽象志向と飛行願望、メカニズム愛好、エロティシズム、天体とオブジェなどをモチーフにした数々の作品を発表した。代表作は『一千一秒物語』、『少年愛の美学』など。

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稲垣足穂の名言格言

僕は数学者の魂を尊敬している

近頃の文士はなんですか、食いものや男女間の感情におぼれてばかり。文化人と称する連中も千代紙細工かニセモノづくし。文明がありません

愛とか、夢とか妙なことをいうやつは嫌いです。何のことやらわからんからです

人間は糞と小便の間から生まれる

悲しまなくては精神的発育は止まる

生死などは何でもない、つまらない事柄なのだ。ただ、生きていく態度が重要なのだ

男には冒険とオモチャが必要なんです

『木幡はいと怖ろしき山』(枕草子)成程その頃は、盗賊以外にさまよう霊があった。然し、たとえば月光を触媒として感知されてであろう在りし日の名残りも、ずっと昔に分裂し、光と振動の中に溶解してしまった

只自分に対する絶望のみが道をひらく、その他に手はない

曾(かつ)てこの辺にはびこっていた精霊たちは、いまは昇華し尽くして、宇治全体が『影を喪失した大いなる影』になっている。紅い靄(もや)の上方に『藤原氏の白い月』が残っている明方などには、いっそうそのことが思われるのである

(火事で家のものが全部焼けてしまった時の名言)自分の書いた文章を引用したかったら、また自分でつくればいい

孤独とはただ一人と云うことではない、孤独とは常に汝の愛し信ずる者と共にあることだ

花を愛するのに植物学は不要である。昆虫に対してもその通り。天体にあってはいっそうその通りではなかろうか?

女性はお化粧、男性は抽象