竹内力(たけうちりき)
日本の俳優・タレント・歌手・映画プロデューサー。1986年、映画『キャバレー』『彼のオートバイ、彼女の島』で2作同時映画デビュー。『難波金融伝・ミナミの帝王』などVシネマで多くのヒット作に出演し、哀川翔と共に「Vシネマの帝王」と呼ばれる。
竹内力の名言格言
2000万そこらのこしゃなゼニで慌てとる場合やないんと、ちゃいまっか。
人間ちゅうのは悲しいもんや。大事なもん持っとると弱みができるんや・・・。
ミナミ・・・裏通りにひっそりと愛の花が咲く街でんねや・・・。
ミナミで金貸しやっとる、萬田言うもんですわ。
夜逃げ言うんはまだまだ余裕があるやつがするこっちゃ。
ゼニの匂いがしよるでえッ!!
ゼニがないのやったら 客の車叩き売ってでも作らんけえッ!!
自分のケツに火ついとること、忘れんようにしなはれ。
逃げれば地獄の果てまで取り立てにいく。
銭借りたモンは、死ぬ権利なんてあらへん。
1ぺん染み付いた汚れは、簡単に落ちるもんやない。
ペン習字でもそろばんでも習おうと思ったら、ゼニ取られるやろ。
鬼の目にもゼニでんがな!
ここは金貸しの事務所でんねや 1億ぐらい八百屋が大根10本売るのと大差おまへんがな・・・。
お互い 暗い夜道と甘い言葉には気をつけまひょ。
地獄の沙汰も金次第、銭がなければ針の山から降りられへんちゅことや。
ゼニを大切にせんもんには いつか天罰が下りまっせ。
新幹線以外だと、電車に乗るのは本当に久しぶりで。30歳過ぎて1回乗ったことがあるぐらい。そのころはPASMOもまだなかったし、いろいろと勉強になりました。護摩修行でお世話になったご住職は本当に濃いキャラで。ある意味、俺と似てるかもしれない。芝居が臭いっていうね(笑)。でも臭かろうがなんだろうが、飯を食えてればいいと思うんですよ。自然にやってても、飯が食えなかったら意味がないから。護摩修行の最中は、ご住職いい声してるなぁとか、そんなことばかり考えてたし(笑)。俺は無宗教だし、こういう職業柄、どうしても客観的に見てしまう癖があって。ただ、護摩の火はものすごく熱かった。まつ毛とか燃えてしまうんじゃないかなぁと心配したほど。
50歳だからじゃなくて、毎年思ってますよ。階段を一歩ずつ上がりたいなって。昔からずーっと思ってた。なかなか階段を上がれなかったり、踏み外したり、転げ落ちたり、何段か飛ばして踊り場まで着いたけど、そこで調子に乗ってそこからまた落ちたり、だまされたりね。
天がね、俺を呼んでいたんですよ。「そろそろ『龍が如く』に出ろ」ってね(笑)。ウチの息子の名前も“龍”なんだけど、そのわりにはいつまで経っても出演依頼がこねぇなあ、と思っていたんですよ。そしたら急に依頼が来ましてね……「そういえばこいつがまだ芸能界にいたな」って気が付いたんじゃない?
ゼニには綺麗なゼニも汚いゼニもおまへん。
きれいな水で泳ぐも人生、汚れた水で泳ぐも人生や。
単純に自分の素の部分をいくら出してもOKだなと思って。お笑いの方がMCだと限界があるみたいで、特に若手の方は、俺にツッコミを入れたら怒られるんじゃないかって。コワモテの役が多かっただけで、俺は決して怖い人間じゃないのに(笑)。でも、自分がMCなら、そういうこともなく自由に仕切れるし。それにいろいろなことにチャレンジさせてもらえそうなんで、すごく楽しそうだったというのが一番の理由。やっぱり、仕事は楽しくなきゃダメだからね。
例えば、ハリウッド映画の大作でも、DVDを借りてきて家で見ると、タバコを吸うときに火をつけたり、お菓子に手を伸ばしたりとか、(お客さんの)目線が画面から離れるのが、オレらにしてみれば悔しいんですよ。需要と供給のバランスが崩れるというか。一瞬たりとも見逃してほしくない。本作は劇場公開されるし、一瞬一瞬、どこでまばたきをするか、しないか、その部分を計算して芝居しているんで、その0.5秒を見逃されると、俳優として悔しい部分ってあるんですよ。最後まで見たときに、つまらなかった、面白かった、寝てしまったなどなど、お客さんの感想で勝ち負けが決まる。1800円払って、だまされたと思うか、その価値があったかどうか、ね。
お笑い芸人の方みたいに、俺はしゃべりが上手いわけじゃないからさぁ、時間を持たせるのが大変だったよ(笑)。
このミナミはな、弱肉強食の街や。弱い奴はみんな喰いものにされてボロボロに去っていくんや。
150万円とか、200万円とか使っていたよ。昔は睡眠時間を1~2時間まで削って酒を飲んで、セリフを覚えていたけど……年をとると守りに入っちゃうから「ちょっとは貯めておこうかな?」なんて(笑)。あと、最近は肉体が衰えているんでそんなことできないしね。だから、走ったり筋トレしたりしていますよ。
人がゼニを操ったんやない。ゼニが人を操りよったんや!
昔は助監督を何年も経て、ようやく監督になれたけど、今ではいろんな方たちが助監督をすっ飛ばして映画監督になっちゃって、監督業がすごく身近な職業みたいになってきたと感じるんです。時代とテクノロジーの変化と共に。自分のところにも「映画監督をやりませんか?」っていう話が来たけれど、乗っからなかったんです。俺の中では、監督はプロフェッショナルな仕事だと思ってますから。
ゼニを甘く見る者はゼニの報いを受ける・・・肝に命じときなはれ!
芸能界で長生きするために、素の部分は自分の武器として取っておいたんですよ。イメージとしては映画『ランボー』のシルヴェスター・スタローン。彼も劇中でいろいろな武器を次々と出してるじゃない。それと一緒で目先のことに走らず、自分の武器を取っておいたわけですよ。だからバラエティーもお断りしてたんだけど、やっぱり視聴者の方に飽きられたら終わりなんでね。ただ、トーク番組だけはまだ出ませんよって丁寧にお断りしてますけど(笑)。
演歌が好きなんで、タイトルも詞も、男の演歌っぽくしたんですよ。ポイントはセリフを入れてるところね。最近、そういうタイプの演歌が少ないから。で、曲が終わったかと思うと、また始まるという、ちょっと冗談っぽくしてね。アイデアはどんどん出てくるんですよ。
合名会社・合資会社・有限会社・株式会社と数ある中で 株式会社が一番アテにならんちゅう原則を忘れとった。
今、時代はどんどん変わってきてるでしょ。テレビも昔と違って想像しない世界へ移り変わってきてるんで、俺も時代に合わせていかないとな。本来、俺は俳優ですけど、最近はバラエティーも解禁してるんでね。結局、何でも屋さんが生き残れる時代になったんじゃないかなぁと思うんですよ。もちろん、番組は選んで出演してるけど。そういう意味で、こういう仕事のオファーが来るというのは非常に嬉しいことでした。