斎藤雅樹の名言格言20選

斎藤雅樹(さいとう まさき)

「魔術師」と呼ばれ、読売ジャイアンツで黄金期を支えた斎藤雅樹投手。その卓越した投球術だけでなく、選手としての葛藤や哲学が垣間見える言葉の数々は、多くの野球ファンに感銘を与え続けています。この記事では、斎藤投手の名言を通して、彼の野球観や人間性に迫ります。現役時代に培われた経験から語られる言葉は、野球界だけでなく、様々な分野で活躍する人々の心にも響くでしょう。

斎藤雅樹の名言格言

1. 恩師との出会いと転機

僕を語る上で藤田監督は外せません。もともと、83年にサイドスローへと転向させてくれたのが藤田監督。89年は技術的な変化が特別にあったわけではありませんが、起用法でしょうね。体力がついてきたこともあって、最後まで行け、となりました。それまでは途中で打たれると交代させられていたのですが。

藤田監督の指導でサイドスローへ転向。起用法が変わり、完投できるようになったことが大きな成長に繋がった。

2. 粘り強く掴んだ勝利

やればできる、できるんです。最後の最後でいい仕事ができた。

「やればできる」という強い意志。最後の試合で最高のパフォーマンスを発揮できたことに、確かな手応えを感じている。

3. 負傷を乗り越えた自信

5回途中に内転筋を痛めたが、テーピングをグルグルに巻いて投げた。あの試合で投げられたことが自信になり、さらにレベルアップできたと思う。

怪我を乗り越え、テーピングで投げ抜いた経験が、さらなるレベルアップへの自信となった。

4. 監督への信頼と喜び

最後まで投げさせてくれるんだな、とうれしかった。

最後までマウンドを託された喜び。監督の信頼が、選手としてのモチベーションを大きく高めた。

5. 完投への意識の変化

あのときは頭の中に、完投の“か”の字もなかった。とにかく…

当初は完投の意識はなかった。しかし、試合が進むにつれて、その可能性を強く意識するようになった。

6. サイドスロー転向のきっかけ

藤田さんに、少し腕下げてみたらと言われて投げました。正直真っすぐは元のフォームの方が行っている気がしたんですが、カーブが凄く曲がったんです。凄く面白いなと思い、そこからサイドに転向していったという感じです。

藤田監督のアドバイスが転機に。カーブの曲がりに面白さを感じ、サイドスローへの転向を決断した。

7. 悔しさをバネに

「なんでやねん!」(王監督に交代させられた際に心の中で叫んだ言葉)別に王さんに向かってやったわけじゃないですよ!自分に腹立たしかっただけです・・・

交代させられた悔しさを、王監督ではなく自分自身への怒りとして昇華させた。

8. 後輩への称賛と成長

(菅野は)素晴らしいですね。もちろんボール自体もすばらしいが、常に勉強しようという向上心を持っている。投球フォームを変えたことに対しても、普通だったらあそこまで変えるのは嫌だと思います。でも、常に変化を求めている彼だからこそできたわけで、そういう姿勢が素晴らしいですよね。

菅野投手の向上心と、変化を恐れない姿勢を高く評価。常に成長しようとする姿勢が素晴らしい。

9. 信頼が生んだ完投勝利

負けてもいいから、今日は斎藤と心中だ」というのがあったと思うんです。マウンドに来られて「代えないぞ。お前が自分で何とかしろ」と言われました。その回は抑えましたが、今の野球だったら1点差の9回はクローザーが出ますよね。でも9回も僕が投げた。その完投勝利が自信になり、そこから始まったんです。

「心中だ」という監督の言葉に奮起。9回を投げきった完投勝利が、その後の自信に繋がった。

10. 交代への複雑な思い

(交代を)その日だけではなく、それまでは何度も思っていましたよ。

交代を命じられることへの戸惑いは、一度だけでなく、度々感じていた。

11. ルーキーへの指導哲学

僕はルーキーの選手に過剰にアドバイスしたり、矯正したりするのに反対なんですよね。プロに入ってくる実力があったから入ってきているので、まずそれを見せてくれと思っていて。(中略)「なんでもかんでも基本通りにすればいいというものじゃない」と思いました。やっぱりそれまで積み上げてきたものがあるわけだから、それで実際勝負させてみる。それで結果が出なかったら、本人も多分「あれ、上手くいかない」と思って初めて聞く耳を持つというか、僕たちのアドバイスを素直に聞けたりするのかな、と思いますね。

ルーキーにはまず実力を見せてほしい。試行錯誤の中で、選手自身がアドバイスを受け入れる。

12. コンディショニングの重要性

1軍の場合はコーチングというよりも、いかにいいコンディションで、良い精神状態でマウンドにあげられるか、というのを僕は重視していました。

プロでは、選手を最高のコンディションと精神状態でマウンドに送り出すことが重要だ。

13. 守備への意識

ピッチャーが本塁のカバーに、もっと早く深くいっていれば… というところではありますよね。

投手として、本塁カバーへの素早い動きが、チームを救うことに繋がる。

14. 記録への静かな闘志

(岩本勉の連続完封記録を)知ってました。ガンちゃんが2年やって、3年目も開幕戦行ったんで『並ばれちゃうかな』と思ったんだけど・・・

岩本投手の記録に注目しつつも、自身の活躍で並ばれることを意識していた。

15. 勝利への現実的な捉え方

僕の中では、これが普通、というのもありました。そうそう20勝なんてできるか、11勝してるんだからいいだろう、って。どんどん給料は下がっていきましたけどね(笑)。

20勝は現実的ではないとしつつも、11勝は立派だと考える。給料が下がっても納得していた。

16. 長嶋監督との初対面

(長嶋さんの監督就任を)最初に聞いた時、長嶋さん俺のこと知っているのかなと思いましたね。当時、割と頑張っていましたが、喋ったこともないし会ったこともないですからね。でも、『おう!斎藤!』と言われた時、ああ、良かったと思いました(笑)。

長嶋監督に認知されているか不安だったが、気さくな声かけに安堵した。

17. 投手の肩は消耗品

やっぱり肩は消耗品。

投手の肩は、使い続ければ必ず消耗する消耗品であるという現実。

18. 育成における投球制限

(投球制限は)中には投げられる子もいるだろうけど、特に成長が止まる前に投げすぎるのは良くないと思いますよね。その頃はある程度制限してあげた方がいい。大人になってからは自分の野球を上手くするためにも、投げ込まなければいけない時は絶対にあります。でも、それは体が出来上がってからでいいと思います。

成長期における投球数制限の重要性。体が出来上がってからの投げ込みは必要。

19. 強敵との対峙

(立浪選手は)やっぱりバットに当てるのが上手かったし、芯で捉えるのも上手かった。彼も1年目からずっと出ていたから、それだけいっぱい対戦したっていうことなんだけど、アイツにはよく打たれたイメージがありますね。まあ、ヒット1本2本打たれても、大事なところで打たれなければいい訳だから(笑)。

立浪選手の打撃技術を称賛。何度も対戦し、よく打たれた印象がある。

20. 期待と評価のギャップ

勝って当たり前って見られてるのでまちょっとま例えばまあなんま7回3点ぐらい取られるで変わるとなんかKO王みたいな感じで書かれるわけですよ新聞に。

7回3失点での交代でも「KO王」と書かれる報道への複雑な思い。