新渡戸稲造の名言格言80選

新渡戸稲造(にとべいなぞう)

日本の教育者・思想家。農業経済学・農学の研究も行っていた。国際連盟事務次長も務め、著書『武士道』は、流麗な英文で書かれ、長年読み続けられている。日本銀行券のD五千円券の肖像としても知られる。東京女子大学初代学長。東京女子経済専門学校(東京文化短期大学・現新渡戸文化短期大学)初代校長。

新渡戸稲造の名言格言

例へば、宗教家が神は存在するといふ。これは事実とはいへない。けれども真理である

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妻は夫のために自分を捨て、夫は主君のために自分を捨てる。そして主君は天の命に従う奉仕者であった

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いわゆる十分に力を出す者に限って、おのれに十二分の力があり、十二分の力を出した者が、おのれに十五分の力があることがわかってくる

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他者の感情を尊重することから生まれる謙虚さ、慇懃さが礼の根源である

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世の中には、譲っても差し支えないことが多い

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勇気がある人というのは、心の落着きが姿にあらわれているものです

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あなたが裸になって私を侮辱しても、それが私にとって何だというのか

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人間というものは社交的な動物であるから、相手を考えなければいけない。しいて人に不快感を与えるような服装までする必要はなかろう

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籠城主義もいいが、それは手段であって目的ではない。寄宿舎の窓を開いてもっと世の中に接し、社会的観念を養成して実社会に活動できる素地をつくれ

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近代的な教育制度といっても臆病者を英雄にすることはできない

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私を生んだのは親である。私を人たらしめるのは教師である

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人間の伸々するのは、頭で伸びるのではない。肚で伸びるのである。この肚に温か味があつて、始めて人間が伸びる

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とかく物事には明暗の両方面がある。私は光明の方面から見たい。そうすれば、おのずから愉快な念が湧いてくる

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切腹をやり遂げるには、極限までの冷静さが必要だった

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衆の為めに努むるを生命といふなり。死とは何事をもせざるの意なり。己れを棄つるは是れ生命の始(はじめ)なり

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数世紀の試練を乗り越えた書物のなかに我々は、困窮における富、悲しみにおける歓喜、そして孤独における絆を見いだすのである

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武士道の究極の理想は平和である

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真の学問は筆記できるものではない。真の学問は行と行との間にある

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武士道は知識を重んじるものではない。重んずるものは行動である

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教育者が注意すべきは、活ける社会に立ち万国に共通し得べく厳正にして自国自己及び自己の思想に恥じず、実際の人生に接して進み、世界人類に貢献する底の人物を造ることに在るなり

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自殺願望者は、世界中に恐るべき速さで増加しており、苦痛もなく手間のかからない自殺の方法がはやるのではないか

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嫌いな人に会ったとき、私はわき上がる感情を抑えようと一生懸命になったし、人を好きになったときは、その気持ちを押し殺すよう全力を傾けた

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自分が生まれてきたときより死に至るまで、周囲の人が少しなりともよくなれば、それで生まれた甲斐があるというものだ

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富の道が名誉の道ではない

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あの黒雲の後ろには太陽が輝いている

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もっとも勇気ある者はもっとも心優しい者であり、愛ある者は勇敢である

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日本人の表皮を剥げばサムライが現れる

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自分の現在の義務を完全に尽くす者が一番偉いと思う。そして、自分の現在の義務は何であるかをはっきり認め得る人は、人生の義務と目的とを理解する道に進むのであろうと思う

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大学の教育となつて来ると単純なる良民といふことだけでなく、良民のリーダースを造るのである

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正直は最善の政策なり

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どれほど自負心があっても、私は自分を良い少年だったとも、賢い少年だったとも主張できない。私は元気いっぱいですばしっこく、口達者。どちらかといえば、甘口のアンファン・テリブル(恐るべき子供)であった

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平静さは静止の状態での勇気である

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死を軽蔑するのは勇敢な行為である。だが生きることが死ぬことよりつらい場合、まことの勇気はあえて生きることである

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日本人から何度いはれても、わからなかつたことが、外国人から教はつて、すぐ覚える。これは何とも不思議でならない

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人間は、それぞれ考え方やものの見方が違うのが当然である。その違いを認め合い、受け入れられる広い心を持つことが大切である

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正直は徳の中でももっとも若い徳である

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名誉は「境遇から生じるもの」ではなくて、それぞれが自己の役割をまっとうに務めることにあるのだ、ということに気づいているのは、ごくわずかの高徳の人びとだけである

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「教育とは学校で習つたことを悉(ことごと)く忘れた、その後に残つてゐるものをいふのだ」これは実に穿(うが)つた言葉である

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心が籠もっていなければ礼とは呼べない

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学べどもなお学べども学べども学び足りぬは学びなりけり

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いかに苦しいことがあっても、ヤケになるのは短慮の極みである。逆境にある人は常に「もう少しだ」と言って進むといい。やがて必ず前途に光がさしてくる

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昔は士(さむらい)といふと、一種の階級であつた。今はさうではない。社会的の階級でなく、頭の階級である。相当な教育を受けたものは、みな士となるものである。学士などは即(すなわ)ち士だ。士格のものである。士は所謂(いわゆる)指導者である。英語でいふリーダーである

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日本の神話の神々は、ほんとうに人間的であり(ドイツ語でいう「自然人(ナトゥアメンシェン)」であろう)、いつもいつも最敬礼に値するというわけではない。その一方で、この神々は、その卓越した道徳性によってほとんど至尊の域にまで達することがある。その高みを、われわれは謹んで随神(かんながら)とよぶ

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過酷な気候との不断の闘いはそのまま、北国に住む人びとの社会的・個人的発展を困難にさせる大きな要因である。北国の人びとに愛想のよさや市民生活を送るうえでの楽しみは欠けているとしても、彼らは不屈の精神と自立の精神において、南国の兄弟に優(まさ)っている

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王は国家の第一の召使いである

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事が起きたら最悪の事態を想定すればいい

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何事であれ、もし何かをしようとすれば、それを為すための最善の方法とは、もっとも無駄がなく、もっとも優美なやり方になるであろう

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武士の教育において守るべき第一の点は品性を建つるにあり

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戦雲が地平線に重くたれ込めようとも、平和の天使の翼がこれらを吹き払ってくれることを信じよう

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進む勇気と退く勇気があってこそ真実の勇気

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私は太平洋の橋になりたい

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知的好奇心は日本民族の特徴で、この点では私も完全に日本人であった

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名誉と名声が得られるのであれば、サムライにとって生命は安いものだ

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義に過ぎれば固くなる。仁に過ぎれば弱くなる

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小さいとき髪をといてくれるのも、ほかの人がすると痛いが、母親だと痛くなかった。ここに自然な無理のない母の愛がある

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武士道精神は損得勘定をとらない。むしろ足らざることを誇りにする

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バックボーンたる精神を捨てれば、それに代わるものとして登場するのは、目に見える物質主義となるのは必然である

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武士道は、日本の象徴である桜花とおなじように、日本の国土に咲く固有の華である

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Be Just And Fear Not(正しくあれ、恐れるなかれ)

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この世には完全無欠の物もなければ、全然無用の品もない。われわれの親にも子にも友人にも欠点があれば、われわれの憎み嫌う人にも特長がある

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剣は天国の鍵でもあれば、地獄の鍵でもある

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人を泥棒と呼べば、彼は盗むであろう

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強き人はよく耐える。よく耐える人を強者という

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青春時代に描いた夢や理想とは、かけはなれた生活をしながらも、自分を磨こうという気持ちすら忘れ、そのぬるま湯の心地よさにいつしか慣れて、満足に本も読まず、堕落した生活を送るようになっていくのである

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もっとも悲しむべきことは、名誉にも打算がつきまとったことである

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勇気を修養するものは、進む方の勇ばかりではなく、退いて守る方の沈勇もまたこれを養うよう心掛けねばならぬ。両者がそろって真の勇気が成る

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薔薇に対するヨーロッパ人の讃美を、我々は分つことをえない。薔薇は桜の単純さを欠いている

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真の勇気とは、猪突猛進ではなく、しっかりと立ち上がり周囲を見回して、いま成すべきことを見つけ出すことができるかである

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人は誰しもいったん安定した世界に身を置くと、精神もそれにならって俗化し、理想を忘れてだんだん怠惰になっていくようだ

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国民倫理体系は忠君愛国を強制したが、これまでその目標に達したことはなかった。こんな体系は狭い基礎に立てられているから、人間の魂には狭すぎる。もちろん失敗するにきまっている。その名に直する宗教は、全人を認めなければならぬ。そして国家は、人間の全体を包括しはしない。人間は国家より大きい。人間は自分の内に、この世の国や、国家の一切の主張を超越するものを待っている。人間の無限の魂を、国家の限られた枠組の中に閉じ込めることはできない

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武士の約束に証文はいらない

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人生の目的は宗教観念がなければ解決できない

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信実と誠実となくしては、礼儀は茶番であり芝居である

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父母は天地のごとく、師君は日月のごとし

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僕は幼年時代より人に逢ふときは、一見してその欠点を発見した。この性質があつたから、大概の人を見ては癪(しゃく)に障り、従つて不愉快を感じた

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ちょっとした誇りと羞恥の心が入り交じった気分のまま告白する。私は少年のときから、「好き嫌い」を超越しようとつとめてきた

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急がば回れだ。休むなかれ、急ぐなかれ

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教育の多くは、あるきまり文句を教えられたとおりに機械的にくりかえすことであって、その意味については、若い魂は何一つ解っていないのである

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若い人たちは、自分たちは絶対年を取らないとでも思っているのだろうか。人生のうち、青春として知られる時期ほど短いものはない

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吾々は日本に生まれた以上、日本人の皮を着替えるわけにはゆかない。私など、生国を去って勉学に出たのは八歳の時であったが、六十余歳の今日なお東北弁が抜けない

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ほら吹きと臆病者は、同じ身体の中に宿っている

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大学に入つて何の職業に就(つ)いて、何ほどの月給をもらふかなどといふことは、抑々(そもそも)末のことで、もつと大きなところへ到達しなければならない

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