良寛の名言格言57選

良寛(りょうかん)

江戸時代後期の曹洞宗の僧侶、歌人、漢詩人、書家。

良寛の名言格言

自分が悪いのに他人に責任を転嫁して責めてはならない

自惚れることも 卑下することもない 上もなければ下もない

相手に合わないことは言わないほうがいい

なにものが 苦しきことと 問うならば 人をへだつる心と答えよ

幼い子供をバカにして楽しんではいけない

何ごとにも怒らず、つらいことも我慢すること

食べ物は大事に少しだけいただくこと

挨拶は適当にしてはいけない

手柄話を得意になってしてはいけない

他人がいる前で人を叱ってはいけない

人の話の腰を折ってはいけない

一度言ったことは取り返しがつかないから、注意してしゃべりなさい

人の耳に口をつけてこそこそ話をするな

その人が気にしていることを言ってはならない

少年の頃を思い返すと、世の中に憂さのあることを知らなかった。好んで高価な着物を身に着けて、よく鼻白の栗毛馬に乗った。朝に遊郭の街で酒を買い、暮に近郊の花を看るなどして遊び回った。どこに帰るのかといえば、直ちに指さすのは遊女の居る家である

神や仏のことを軽々しく口にしてはいけない

自分の心をきちんと制御すること

言葉はよく吟味してしゃべりすぎてはいけない

あれこれと人に講釈するのはやめなさい

静かにひとりで暮らすこと

心の中で怒りながら人に理屈を説いてはいけない

自分で確かめもしないのに想像や憶測でものを言ってはいけない

自分の意地を通してはいけない

親切そうなふりをしてはいけない

あまりしゃべりすぎないこと

迷いだの悟りだのということは知らん。ましてや名声だの利欲などは問題ではない。すでに夜となり雨が降っているが私はこうして二本の脚をゆったり伸ばして満ち足りている

死ぬ月日さえも丁度良い

遁世(とんせい)の際(きわ) 波の音聞かじと山へ入りぬれば また色変へて 松風の音

ひとたび思う少年の時 書を読みて空堂に在り 燈火(とうか) 数(しば)しば油を添う 未(いま)だ冬夜(とうや)の長きを厭(いと)わず

あまりおどけすぎてはいけない

まだくれてもいないのに、あれをやろう、これをやろうなどと人に言うな

私は一生、身を立てようという気にはなれず ふらりふらりと天然ありのままの生きかただ 頭陀袋には米が三升 炉ばたには薪が一束 悟りだの迷いだの、そんな痕跡なぞどうでもいい 名声だの利益だの、そんな塵芥なぞ我れ関せずだ 雨ふる夜に苫のいおりのなかで 両の足をのんびりと伸ばす

盗人(ぬすびと)にとり残されし窓の月

災難に逢った時は災難に逢うのがよいのでしょう。死ぬ時には死ぬのがよいのでしょう。これは災難を逃れる妙法です

仙桂和尚は真の道者 貌(ぼう)は古にして 言は朴(ぼく)なるの客 三十年 国仙(こくせん)の会(え)に在りて 参禅せず読経せず宗門の一句すらいわず 菜園を作って大衆に供す 当事我之を見れども見えず 之に遭(あ)い之に遭えども遭わず ああ今之にならわんとするも得可からず 仙桂和尚は真の道者

散る桜 残る桜も 散る桜

歩いたお前の人生は、悪くもなければ良くもない お前にとって丁度良い

形見とて何か残さむ 春は花 山ほととぎす 秋はもみじ葉

ぼそぼそと独り言のように文句を言ってはいけない

裏を見せ表を見せて散る紅葉かな

相手に対して嫌な感情をもって人を叱ってはいけない

人にものをやって、あとあとまでそのことを人に言うのはやめなさい

地獄へ行こうと 極楽へ行こうと 行ったところが丁度良い 

人を差別するようなことを言ってはいけない

上(かみ)をうやまい下(しも)をあわれみ しょうあるもの とりけだものにいたるまで なさけをかくべき事

人さまに迷惑をかけたり、恥ずかしいことは慎むこと

たくほどは風がもてくる落葉かな

花、無心にして蝶を招き 蝶、無心にして花を訪れる

故郷を出てから後、東方の諸国を放浪している。毎日、景色に勝れた地を過ぎるが、才能が足りないので、よい詩を作ることが出来ない

大して重要でもないことを、大事のように論じてはいけない

幸も 不幸も 喜びも 悲しみさえも 丁度良い

地震は信に大変に候。野僧草庵は何事なく、親類中、死人もなく、めでたく存じ候。うちつけにしなばしなずてながらえて かかるうきめを見るがわびしさ

知らないことを知っているふうに言うのはよくない

我が生(しょう) 何処(いずこ)より来たる 去って 何処にか行く

顔も 身体も 名前も 姓も お前にそれは丁度良い

少年父を捨てて他国に走り 辛苦(しんく)虎を画(えが)くとして 猫にも成らず 人ありて もし箇中(こちゅう)の意を問わば 箇は是(こ)れ従来の栄蔵生

円通寺に来たりてより 幾度か冬春(とうしゅん)を経たる門前 千家の邑(ゆう) 更に一人をも知らず 衣垢(えあか)づけば手自ら洗い 食尽くれば城?(じょういん)に出ず かつて高僧伝を読むに僧可(そうか)は清貧を可とす