野田秀樹の名言格言43選

野田秀樹(のだひでき)

日本の劇作家・演出家・俳優。多摩美術大学教授。東京芸術劇場芸術監督。朝日賞選考委員(2015年度より)。使い古された言葉、古典と呼ばれる作品に新しい命を吹き込み、独創的でスペクタクルな舞台を創造する「言葉遊び」「リメイク」が作品の大きな特徴。

野田秀樹の名言格言

食べるというのは生きること。それを強い形で描くことに興味があり、今日まで気がつくとカニバリズムに向き合っています。老人になったら、老人のカニバリズムを書きたいですね

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今の世の中、天使ぐらいじゃ救われないけど、夢は持っていたいじゃない

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「先のことは考えないようにしよう」って蒲団被ってたりしてた

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失くした文化と好きな男は帰ってきません

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作品になった部分は、自分を隠してるところがあるでしょ。でもノートには、すごく恥ずかしいことも書いてますよね。そこは見せませんけど

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重い言葉が、重い思想なのだと思われてきたわけです

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「永遠を垣間見る瞬間」を味わう。演劇は見たことも聞いたこともない世界へ連れ去ってくれるものです。なんとか、その力を取り戻したいです

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自分の考えてることって、何時でも取り出せるって思ってるけど、時間が経てば変わるんですよね

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CDのように売り上げ何億枚とかの数字ですごさを裏付けられない魅力。それが演劇というものの正体のひとつだと感じるんだけど、ま、ひとことで言えば、所詮、演劇だから

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普段憂うつであっても、舞台でやることは単純に躁(そう)状態なわけでしょう。なにしろ、いまだに声をからして騒いでいるんだから

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私が書く戯曲が、だいたいどういうカタチで批判されるかというと、「コトバが軽い」なんて言われる。「軽くてどこが悪いんだ」って思ってますけど

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逃げると言えば響きは悪いが、逃げる者の方が追う者よりも必ず一歩先を走っているんだ

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(ツイッターやブログに対して)可能性が広がるのかなと思って、一時期、手を出したこともあったけれど、やはりネガティブな要素の方が大きい気がしたんです。匿名性の気持ち悪さや、自己愛の世界になりそうだと

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ポストモダンの考えでは、歴史は「終わった」とか「超えた」ことになっていたけれど、現実の人々は過去を超えていないし、憎悪や嫉妬といった薄っぺらい感情で相変わらず生きている。03年の「オイル」で太平洋戦争を描きましたが、すごいですよ、何も知らない若者が多い

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無理難題を吹っかけるというのは、基本的にすっごく必要ですよね

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いつから文学っていうのが文化の王様になったんだろう

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そもそも絶対的な「芝居」という実体など無い。それを、これこそが芝居なのだと固定化が始まった時、その芝居は老いていく

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事件というのはパンチですからね。そのパンチが強ければ強いほど、その衝撃が冷めるまでに、時間が必要。クラクラしたままの状態で書くというのも面白いと思うけど、冷静な意見のように見える物を、衝撃を受けたままの状態で書くべきではないですね

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(中村勘三郎弔辞)これから僕は、君の死とともに、ずっとずっと生き続ける気がする。芝居の台本を書いているときも。桜の木の下で花を見ているときも。稽古場でくつろいでいるときも。落ち葉がハラハラと一葉舞うとき。舞台初日の本番前の袖でも、ふとしたはずみで、必ずや君を思い出し続けるだろう

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「少年」だ「幼児」だ「退行」だとかいう問題以前に、本当に僕がそれほど少年にこだわっているのかっていう問題があります。「少年」じゃなくてもきっとよかっただろうと思うんです

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舞台ほど、一か八かのものはない。だから面白いんですよ

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下の世代の表現を見ると本当に表層的だったりする。感情移入だけで見る若者が増えています。「それって泣ける?」が基準だったりする。感情移入するためだけに、ものごとはない。世界的にみて日本は危ないですよ

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簡単に見えるのはいい。でも作るほうが簡単に済ませてしまうっていうのは良くないですよ

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赤ん坊が立ち上がるというのは、誰から教わるわけでもない。つまり、人間は身体の中に、四百万年前に立ち上がった時の記憶を、既に生まれてくるときに持っている

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私は、自由とか平等を強制されるくらいならば、不自由で不平等な世間を渡りたい

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いつだってそうだ。生き残った者は、死者を超えていく。そのことで生き続ける。分かってはいる。けれども、今の僕にそれができるだろうか。君の死は、僕を子供に戻してしまった

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「忙しい、忙しい」と言っている人間の中から英雄が生まれたためしはない

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正義がどちら側にあるかという物語にした瞬間、もう暴力は描けないですね。人間が根源的に変わらずやっていること…人間のあらゆるケンカは、そういう風にできているということを、そのまま見せるだけのような物がいい。特に暴力や戦争で感動させようとするのなんか、卑劣だなあと思いますからね

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子供は泣いてしまうだろう、でも大人は泣けてしまうんだ

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重いものをくぐりぬけてきたひとつ上の世代の人たちからすると、恐らく俺たちの世代は何も背負うべきものがない。そういう時代に自分は生きているんだ、という自覚があった

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実際今の若い世代は、世界全部を描こうとする「全部反応」ではなく、「局部反応」な芝居が主流になっていますね。そういう芝居はあってもいいけれど、もともと演劇の醍醐味は全部反応にある

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自問自答の時間を長く持ち、そこから表現する

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おそらく、誰もが自分を善意の人間だと信じている。だから、その善意のために、何かのスローガンが掲げられれば、あっという間に、一つの方向へいってしまう

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高3の時、ピーター・ブルックの「夏の夜の夢」を見て衝撃を受けました。空中ブランコを使った遊びの感覚にあふれた舞台でしたが。いつか、あんな芝居をやりたいという遠い目標になりました

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方法が先でテーマではない。そういう登場の仕方でしたから、人間や歴史を描くというような主題のある芝居を作らないようにしてきたんです。むろん、人間とか歴史を踏まえた上での、表層的な方法だったつもりです

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今夜あたり、突然死すると、これが遺稿ということになる。万一、えんえんと、パンツの話を書いた直後に死が訪れたりしても、それでもやはりこれが遺稿ということになる

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ウワサとは不思議だ。あってないようなものだが、ないというには、やっぱりある。なにより流れているのだから

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昔の学生運動のように、直接野次る世界ではなく、ネットで呼びかけて広がるという。それがムーブメントになること自体、面白いなと思いました

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身体って無理をするから面白いと思うんですよ

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周りはいまだに熱いものや重いものを演劇に持ち込んでいたけれど。もう時代的にそんなことをしても意味がないだろ、と俺自身は冷めた目で見ていた

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何をいっても、リズム感ですよ。どんなにいい役者を呼んでも、指揮者がリズム感のある棒を振らなければ、絶対面白くないんですよ

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演劇というのは、シンデレラストーリーが存在しづらい。だって、どんなに多くの人が演劇を観たといったって1回の舞台に限って言えば1000人とかがせいぜいでしょ?でも、音楽ならばCDや配信で世界中に表現を届けられる

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小劇場という概念が何なのか、ただ小さいところで演ればいいということなのか、そこのあたりは、僕、よくわかりませんけど、昔小劇場と言っていたのは、身体の問題を引っぱり出してきた人間ですよね

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