篠山紀信の名言格言53選

篠山紀信(しのやま きしん)

日本の写真家。その作品数の多さ、ジャンルの多様さはヌードから歌舞伎まで他の写真家を遥かに凌ぐ。

篠山紀信の名言格言

時間はどんどん死んでいく

“笑える写真”、それが一番美しい人間の写真だ

僕は老若男女、誰でも同じような気持ちで撮ります

時代と関わり、生きていくのが、モノを作る人間の態度だと思います

写真はその瞬間を撮った時から過去になる 写真は時の死を撮る装置とも言える

うまくいかないときは、やめてしまいます。そうも言っていられないときは、それこそ力技でどうにかするけど、時間がかかる

僕の原動力は、時代の新しいものを見たいという欲望

(「実はこれが苦手です」というものはありますか?)まずいものを食べること

(俳優である息子さんの篠山輝信さんへメッセージをどうぞ)頑張ってるね

人数の多い撮影なんてダメだよ、写真は少ないに越したことはない

思い通りにならないことがあるから表現することは面白い。障壁や制約こそ、新しいものを生み出すエネルギーになっていますね

写真の中に芸術的な表現もあるけど、写真にはもっと強い力、もっと人に訴える力があるから、芸術よりも写真の方が偉いものだと思っています

時代と並走できる間は、写真をやる

宝塚をはじめ、僕が撮り続けてきた歌舞伎もアイドルも、すべて虚構の世界の産物。そして写真もまた、現実の一部分を切り取る虚構でしかありません。でも虚構に虚構を掛け合わせることで、初めて生じるリアリティもある

ああいう空間(オペラシティ)の中で、写真力あふれる作品をドーンと並べたとしたら、どんな感じになるのかな?と思ったのです。いわば、“写真力vs空間力”というのを試したかった

写真を鑑賞するのではなく、ぶつかり合って体感すること。だから、雑誌や何かで見てもダメです。行かないとダメ。現場で体感するとすごいんです

こちらもパワーも出す。向こうも出す。(被写体に)負けずにどんどんどんどんエスカレートしていくと、なかなか面白いものが撮れますね

「ここが顔だよ」「ここを撮るといいんじゃないの」みたいなことはおっしゃいませんよ。一応僕は大先生みたいになっているから(笑)

僕は「いまの時代」を撮るには、「いまのカメラ」が一番いいと思っています

(自分は)消えるのが上手い。消す、というか、流れにのるんですよね。だから撮られているほうが気にならないみたい

大きなカメラがあると、被写体はカメラに向かって“写真を撮ってもらおう”という態勢になるんです

「ハッと感じたら、グッと寄って、バシバシ撮る」って言ったのは、自分の目で見たときより、写真は余分なものが写ってしまうから。一歩前へ出て近寄ると、肉眼で見た感じに近いです

生きているときは、もっと愛しなさいってことだね

フィルムを使わないわけでもない。エイトバイテン(大判カメラ用のフィルムのこと。大きさが8×10インチであることから呼ばれている)という大きいカメラを使うことがあります。あれはデジタルじゃなく、アナログです

(子供の頃のニックネームを教えてください)しのちゃん

モノを作るってね、いつの時代も大変なんです。だからいい時代はないと思っていた方がいいです

(こういう人は苦手」と思うのはどんな人ですか?)僕のことを嫌いな人

彼ら(ジョン&ヨーコ)が一番ハッピーだった瞬間でしょうね。その場に立ち会えたのは幸運だし、あの瞬間を記録できたことは光栄に思います

写真はハプニングが起きたときに面白さが出ますね

写真っていうのは時代の写し鏡だと思うんですよ。技術とか手法とか、どんなカメラを使っているかなんて関係ない。人でも物でも、一番いいタイミングに撮る。それがいい写真なんだよね