道元(どうげん)
鎌倉時代初期の禅僧。日本における曹洞宗の開祖。晩年には、希玄という異称も用いた。宗門では高祖承陽大師と尊称される。道元禅師とも呼ばれる。徒(いたずら)に見性を追い求めず、坐禅している姿そのものが仏であり、修行の中に悟りがあるという修証一等、只管打坐の禅を伝えた。『正法眼蔵』は、和辻哲郎など西洋哲学の研究家からも注目を集めた。
道元の名言格言
眼横鼻直なることを認得して人に瞞せられずこの名言いいね! 1
女人なにのとがかある 男子なにの徳かある 悪人は男子も悪人なるあり 善人は女人も善人なるありこの名言いいね! 1
地を掘り天を覓(もと)む、日面月面(にちめんがちめん)この名言いいね! 1
人と諍談するは 自他ともに無益なりこの名言いいね! 2
貧なるべし。なまじ財多くなれば、必ずその志(こころざし)失うこの名言いいね! 0
若し仏法に志しあらば、山川江海を渡りても学すべし。その志ざし無らん人に往き向ふて勧むるとも、聞き入れんこと不定なりこの名言いいね! 0
華は愛憎に散り 草は棄嫌に生うるのみなりこの名言いいね! 1
君(きみ)見ずや高高(こうこう)たる山上の雲、自ら巻き自らのぶこの名言いいね! 0
薪灰となりぬるのち さらに薪とならざるがごとく 人の死ぬるのちさらに生とならずこの名言いいね! 1
ただ一事に付いて、用心故実(ようじんこじつ)をも習ひ、先達(せんだつ)の行履(あんり)をも尋ねて、一行を専(もっぱ)らはげみて、人師(にんし)先達の気色(けしき)すまじきなりこの名言いいね! 0
他は是れ吾にあらず 更にいずれの時をか待たんこの名言いいね! 0
仏性は、夜が明けてくると山鳥が夜明けを知らせて鳴き、春になれば早咲きの梅が春を知らせて芳(かんば)しくにおう、そのうちにあるこの名言いいね! 0
放てば手にみてりこの名言いいね! 0
万法に証せられるとは、自己の心身をも他己の心身をも脱ぎ捨てることであるこの名言いいね! 0
誤りを悔い 実得をかくして 外相をかざらず 好事をば 他人にゆずり 悪事をば 己にむかうる志気あるべきなりこの名言いいね! 0
他はこれ我にあらずこの名言いいね! 0
自己に閉じ込められ、自己にこだわっている間は、世界を真に見ることができない。自己が自由に自在に動くとき、世界もいきいきと生動するこの名言いいね! 1
天然の妙智は自(おのずか)ら真如、何(なん)ぞ儒書および仏書を仮らん、縄床に独坐して口壁に掛く、等閑(なおざり)の一実(いちじつ)千虚(せんきょ)に勝れりこの名言いいね! 0
成功する人は努力する。成功しない人は努力しない。その差だこの名言いいね! 1
主人公【しゅじんこう】禅でいう主人公とは、本来の自己のこと。周囲の目を気にしてヘンにカッコつけたり、人を欺いたりせず、あるがままの自分でいるこの名言いいね! 1
仏道修行の功を以て代りに善果を得んと思ふことなかれこの名言いいね! 0
人人(にんにん)尽(ことごと)く衝天(しょうてん)の志あり、如来の行処(ぎょうしょ)に向かって行くことなかれこの名言いいね! 0
徳あるは讃むべし、徳なきは憐むべし。怨敵を降伏し、君子を和睦ならしむること愛語を根本とするなり。知るべし、愛語は愛心より起こり、愛心は慈心を種子とせり。愛語よく廻天の力あることを学すべきなり。ただ能を賞するのみにあらずこの名言いいね! 0
坐禅(座禅)は則ち 大安楽の法門なりこの名言いいね! 0
衆生の日用は雲水(うんすい)のごとし。雲水は自由なれども人は爾(しか)らず。もし爾(しか)ることを得ば、三界の輪廻、何(いずれ)の処よりか起らんこの名言いいね! 0
但(た)だ雪の消え去ることを得て、自然(じねん)に春到来すこの名言いいね! 0
永平(えいへい)称(なんじ)が脚底(きゃくてい)にあらんこの名言いいね! 1
其の知には及ぶ可くも、其の愚には及ぶ可からずこの名言いいね! 0
自己をならうとは、自己を忘れることであるこの名言いいね! 2
朝(明日)に生じて夕に死し、昨日見し人今日無(亡)きこと、眼に遮り耳に近し。是(こ)れは他の上にて見聞きする事なり、我が身にひきあてて道理を思ふ事をこの名言いいね! 0
冷暖自知【れいだんじち】水が冷たいか暖かいかは、自分でさわってみればすぐわかるこの名言いいね! 0
花開けば必ず真実を結ぶ 青葉秋に逢うて即ち紅なりこの名言いいね! 0
示に曰く、広学博覧はかなふべからざることなり。一向に思ひ切りて留るべしこの名言いいね! 0
古人いわく「霧の中を行けば覚えざるに衣しめる」 よき人に近けば覚えざるによき人となるなりこの名言いいね! 0
日々是好日【にちにちこれこうにち】どんな一日も、大切に過ごせばかけがえのない日になるこの名言いいね! 0
諸仏如来、ともに妙法を単伝して、阿耨菩提を証するに、最上無為の妙術あり。これただほとけ仏にさづけてよこしまなることなきは、すなわち自受用三昧、その標準なり。この三昧に遊化するに、端坐参禅を正門とせり。この法は、人人の分上にゆたかにそなわれりといへども、いまだ修せざるにはあらわれず、証せざるにはうることなし。はなてばてにみてり、一多のきわならんや、かたればくちにみつ、縦横きわまりなしこの名言いいね! 0
志の浅からぬをさきとすれば かたえにこゆる 志気あらわれけりこの名言いいね! 0
たとい7歳の女流なりとも すなわち四衆の導師なり 衆生の慈父なりこの名言いいね! 0
得道のことは心をもって得るか 身をもって得るかこの名言いいね! 0
行雲流水【こううんりゅうすい】行く雲のように、流れる水のように自由に場所を変え、とらわれることなく生きてゆきましょうこの名言いいね! 0
文字を学ぶ者は、文字の故を知らんとなすこの名言いいね! 0
生を明らめ死をあき明らむるは仏家一大事の因縁なりこの名言いいね! 1
かならず従来の幣衣を脱落して 仏祖正伝の袈裟を受持するなりこの名言いいね! 1
只管打坐(しかんたざ)この名言いいね! 1
春は花夏ほととぎす秋は月 冬雪さえて冷しかりけりこの名言いいね! 1
夫(そ)れ出家人は、但(た)だ時及節(ときとせつ)に随わば便(すなわ)ち得(よろ)し。寒(かん)なれば即(すなわ)ち寒く、熱(ねつ)なれば即ち熱し。仏性の義を知らんと欲(おも)わば、当(まさ)に時節因縁を観ずべし。但だ分を守り時に随うべしこの名言いいね! 1
生死事大、無常迅速、光陰惜しむべし、時人を待たずこの名言いいね! 1
学人第一の用心は 先ず我見を離るべしこの名言いいね! 1
泥(どろ)多くして仏(ほとけ)大なりこの名言いいね! 1
愛語は愛心よりおこる 愛心は慈(悲)心を種子とせり 愛語はよく廻天のちからあることを学すべきなりこの名言いいね! 1
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